劇場公開

2023年1月29日 (日)

ピンク・クラウド

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 ブラジル
 SF & ドラマ
 監督 : イウリ・ゲホバージ
 出演 : ヘナタ・ジ・レリス
      エドゥアルド・メンドンサ
      カヤ・ホドリゲス
      ジフレイ・パエス
 
【 物語 】     ( シネマトゥデイ )
 触れると 10 秒で死に至るピンク色をした謎の雲が出現し、外出制限で人々は家から一歩も出られなくなってしまう。
そんなとき、一夜を共にしていた ジョヴァナ と ヤーゴ は、窓を閉め切って家に引きこもる。 月日が流れても事態は一向に好転せず、見知らぬ他人であった二人の間に息子リノが誕生。 ロックダウン以前の生活を知らない彼は部屋の中だけで何不自由なく暮らし、 ヤーゴ も新しい生活に順応していたが、 ジョヴァナ の内に生じたゆがみは大きくなっていく。
 
 偏見も偏見で言わせてもらうならば、コロナ禍 に対してかなりお気楽な姿勢をとっていると思われるお国柄の ブラジル がそのコロナ禍 と ロックダウン という出来事をどう描くのか? がスゲェ興味深くありってぇことで、張り切って観に行ってきた。
 
 何でもコロナ禍とロックダウンより以前に制作されたとのことで、今の世を予見するようなその設定やアイディアは素直に驚かされる。
驚かされるけれども、ピンクの雲の正体が何なのか? は、最後まで謎のままであってもイイとしても、その雲の影響を受けないためには室内に避難すればナゼ大丈夫なのか? 人が外に出られないのにインフラや食糧事情がナゼ安定しているのか? とやたらと細かいところが気になるし、何よりロックダウン下で 「 子どもが欲しいか? 」 の問いかけに深く議論されることもなく妊娠、出産となり、時が流れ成長した子供の 「 ピンクの雲が好き 」 の理由も、生まれたときから既にピンクの雲の影響下にあったからであっさりと片付けてしまっていたりと…。
 一夜の遊びが、緊急事態となったことで一緒に生活する羽目になったひと組の男女ゆえ、いろいろとコミュニケーション不足なのかも知れねぇし、考え方のすれ違いや折り合いのつけ方と言いたいことも何となく解れど、何かにつけ詰めが甘いというか、深掘りがなされていない印象。 そこへ持ってきてテンポも良く言えば淡々、悪く言えば緩慢だから正直なところあまりオモシロくもなし… 心をザワつかせる何かがひとつふたつあれば、もう少しオモシロく感じられたかも知れねぇなぁと。
 
 基調とする包む淡い ピンク色 も 「 ミッドサマー 」 の 白色 以降流行りなのか? パステル、ビビット色、メルヘンゆえの不気味さがあり、この辺はとてもヨカッタ。
そんなこんなで四方いたるところで多発的にイビキが聞こえ、そのイビキの心地よさげなテンポがこちらの眠気を誘う。

 

2023年1月28日 (土)

エンドロールのつづき

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 インド & フランス
 ドラマ
 監督 : パン・ナリン
 出演 : バヴィン・ラバリ
      リチャー・ミーナー
      バヴェーシュ・シュリマリ
      ディペン・ラヴァル
 
【 物語 】     ( シネマトゥデイ )
 インドの小さな町に住む 9 歳の サマイ は、学業のかたわら父親のチャイ店を手伝っていた。
ある日、家族と映画館を初めて訪れた彼は、すっかり映画に魅了される。
ある日、映画館に忍び込んだのがバレて放り出される サマイ を見た映写技師の ファザル が、 サマイ の母親の手作り弁当と引き換えに、映写室から映画を観ることを彼に提案する。
 
 ここ最近、巷ではインドのアクション作品がオモシロく大ヒット連発のようだけれども、個人的にあまり興味がなく、そのほとんどをスルーしてきていることもあって、インド映画はかなり久しぶりとなる。 何にせよ、インド版 「 ニュー・シネマ・パラダイス 」 とすこぶる評価がたかそうでもあるし、インドのホッコリ系にハズレが少ねぇこともあり、密かに期待していた作品ということで、張り切って観に行ってきた。
 
  間違っちゃあいねぇんだろうけれども ファザル にとって映画は物語どうこうではなく、どちらかというと上映方法や技術的なものに強く惹かれていたように思え、古今の名監督の名を多々出し、それっぽいオマージュも見受けられたけれども、どの作品に感動し影響を受けたかはそれほど感じられず、謳い文句と若干のズレを感じなくも。 そんなこともあってか序盤から終始あまりノリ切れてないところに持ってきて、終盤が極端なまでに間延びした感が強くあったことで、上映時間約 2 時間がやたらと長く感じられた。
 半ば人生を諦め、すっかり染みきったを負け犬根性を ファザル にも強いた感のある親父さんとは対照的に映画を通じて手前ぇの進むべき道を手前ぇで見つけ拓いた ファザル の姿と、子どもたちによる創意工夫をこらした映写機や観客みなで効果音を入れながらの上映会の行はキラキラとしたのが感じられ、ひとりの少年の成長譚としては決して悪かあなかっただけに何かいろいろともったいない作品といったところ。
 
 映画館で映画を観ながらいっしょにダンスしたり、拍手したりするお客さん姿に、ネパールを旅した際に訪れた映画館で同じ体験をしたことを思い出した。 言葉が解らないので取りあえずアクション作品を観たのだけれども、ヒロインが悪漢に襲われる、主人公がバイクで颯爽と現れ、大立ち回りをしてヒロインを救出の一連の流れに、劇場内に拍手、指笛が鳴り響き、果てはスタンディングオベーションと日本では到底考えられねぇし、同じことをやったらそれはそれでイヤだけれども、初めての体験ということもあってスゲェ楽しかったことを今でも鮮明に覚えている。 そしてインド映画を観たあとは必ずインド料理が食いたくなってくる。

2023年1月22日 (日)

ヒトラーのための虐殺会議

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 ドイツ
 ドラマ
 監督 : マッティ・ゲショネック
 出演 : フィリップ・ホフマイヤー
      ヨハネス・アルマイヤー
      マキシミリアン・ブリュックナー
      マティアス・ブントシュー
 
【 物語 】     ( シネマトゥデイ )
 1942 年 1 月 20 日。 国家保安部代表の ラインハルト・ハイドリヒ は、ナチス親衛隊と政府高官ら 15 名を、ドイツ・ベルリンの ヴァンゼー湖 のほとりにある邸宅に招集する。 「 ユダヤ人問題の最終的解決 」についての会議が開かれ、彼らはヨーロッパの全てのユダヤ人を抹殺する計画について話し合う。 会議ではユダヤ人の移送、強制収容、強制労働、計画的殺害などが異論なく議決される。
 
 ヒトラー、ナチスドイツ関連の作品をそれなりに観てきたけれども、ナチス高官たちによるユダヤ人虐殺計画を話し合った有名な ヴァンゼー会議 についての作品は今まで観ていなかったこと、本作が公開されるまでまったくもって気づかずにいた…。
何にせよ会議名を知っているだけで、あとは詳しいことは全くなんで、後学のためにも絶対的に観る価値大ありの作品であることに間違いはねぇってぇことで、張り切って観に行ってきた。
 
 アドルフ・アイヒマン による ヴァンゼー会議 の議事録を基にした再現劇とのこと。 そもそもからして 「 ユダヤ人問題の最終的解決 」 を議題としながらも、すでに 結論ありき で会議がなされ、 アイヒマン 主導で計画は進められるの最終確認、要はマウントを取るために会議が開かれた印象を受ける。 もちろん アイヒマン の案に対して異論は出るも、そのすべてがコスト、時間ともに 【 効率 】 どうこうというものばかりで、【 虐殺 】 に対して疑問や異論をぶつける奴がひとりもいないというのが… 「 坊主憎けりゃ袈裟まで憎い 」 とはよく言ったもので、針が振り切れるとこうなるのか? とマジで怖くなる。
と言いながらも、音楽もなくエンタメ性を極端なまでに排除しているから緊張感は高めも、限りなくフラットな展開がゆえ、ホントの会議に参加しているようなで、いく度かうつらうつら、中盤では完全にオチてしまった。
 
 自分では ヒトラー & ナチス 関連の作品をそれなりに観ていはいるつもりなんだけれども、会議に参加した面子では アドルフ・アイヒマン 以外はよく知らないというか、まったく知らないというか… まぁそういう面々が多くいたんで、その辺の知識があればもっとオモシロくというか、興味深く観ることが出来たんじゃあねぇかなぁと。

2023年1月21日 (土)

キラーカブトガニ

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 アメリカ
 ホラー & コメディ
 監督 : ピアース・ベロルザイマー
 出演 : カート・カーリー
      ロバート・クレイグヘッド
      アリー・ジェニングズ
      ブライス・ダーフィー
 
【 物語 】     ( シネマトゥデイ )
 カリフォルニアのある海辺の町で廃炉になった原子力発電所が爆破処理され、それを機に人々が行方不明になる事件が起こり、白骨化した人間の死体が次々と発見される。 保安官は人食いザメによる被害だと考えるが、事件を引き起こしていたのは放射能の影響で巨大化した上に凶暴化までしたカブトガニの群れだった。 保安官らが突然変異したカブトガニの対応にあたる中、そのうちの一匹が怪獣クラスの大きさにまで巨大化する。
 
 23 年に入って一発目の エクストリーム 配給作品。 シーズン初っ端から おバカ 映画を楽しめるウレシさたるやよ。
ということで エクストリーム さん、今年もお世話になります、楽しませてもらいますということで、張り切って観に行ってきた。
 
 カブトガニ が狂暴化して人を襲う云々だから、「 エイリアン 」 の フェイスハガー の域を超えてくることのない、ユル~い作品であることに間違いもねぇだろうと高を括っていれば、不条理、エロ、ロマンス、家族愛とこれでもかのメガ盛り、そして何より ゴジラ & 特撮愛に溢れた、よもやよもや大よもやの出来のイイ、激熱な作品だった。
 ラストの巨大化した カブトガニ と メカゴジラ ならぬ メカサメ のバトルを普通であれば CG のところを、敢えて 着ぐるみ で、そして 放射熱線 の演出も 「 ゴジラ 」 へのリスペクトが感じられる。 また、身体的にサポートが必要な少年が主人公であることにもきちんと意味を持たせて多様性っぽいことを描いていて、 【 圧倒的映像ありきの某作品 】 【 某映画会社によるポリコレの押し売り、ポリコレハラスメント 】 に対する アンチテーゼ に感じられたりと、パッと見のおバカさっぽさとは裏腹に褒めるべきところが多々。
それでいて最後の最後までふざけきってるからねぇ~ ホント、そういうことなんだよ。
 
 きもカワイくてサイコパスの ラドゥ がとにもかくにも最高だった。 「 サイコ・ゴアマン 」 のサイコパスな妹ちゃんとイイ勝負だ。
日本ではカブトガニは 天然記念物 だけれども、先日 「 迷宮グルメ異郷の駅前食堂 」 で スギちゃん が、タイかどっかで カブトガニ を 食ってた。 ところ変わればだなぁ。

2023年1月14日 (土)

ドリーム・ホース

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 イギリス
 ドラマ & コメディ
 監督 : ユーロス・リン
 出演 : トニ・コレット
      ダミアン・ルイス
      ジョアンナ・ペイジ
      オーウェン・ティール
 
【 物語 】     ( シネマトゥデイ )
 イギリス、ウェールズ。谷間にある小さな村で夫と二人で暮らす主婦 ジャン は、パートと親の介護をするだけの日々を送っていた。
あるとき、彼女は馬主だった経験のある ハワード の話に感化されて競走馬を育成しようと思い立ち、村の住民たちに共同馬主になろうと誘う。 ジャン たちは週10ポンドずつ出し合い、 ドリームアライアンス ( 夢の同盟 ) と名付けた組合馬主になる。
ドリームアライアンス はレースを勝ち進み、それとともに ジャン らの人生も変わっていく。
 
 競馬から遠ざかってから 20 年近くが経ち、最近ではさらに規制がかかり、それまでのように大勝ちすることができなくなってきたパチンコ & スロット から足を洗い、また競馬に戻ろうかと考えている今日この頃。 まぁ早い話、ギャンブル自体を止めればそれでイイことなのだけれども、何事もそういかないもので… ということで、競馬が題材になっている本作を張り切って観に行ってきた。
 
 夢や尊厳を失い悶々とした日々を送る面々の前に希望を託す者が現れ、紆余曲折を経ながら共に前へ進む物語をはじめ、それぞれ魅力的な馬主連、競馬のワクワク感、そして爽やかな感動 ( 最後にみんなで国歌を大合唱する演出は激熱 ) は、人によってはベタな展開、予定調和、デフォルト、ご都合主義と評されがちだけれどもオレ的にはこういう展開が好きなこともあって大満足。
また、競馬、とくに馬主という面から見ても血統、家柄といわば 上流階級 の娯楽。 そこに競馬でいちばん重要視される 【 血統 】 においてお世辞にも 優良 とは言いがたい ドリームアライアンス と労働者階級の人たちの似た者同士たちが、イギリスの 階級社会 に一泡吹かせるの社会的メッセージも感じられた。 おしゃれというか微笑まししいエンドロールの演出も最高。
 ディック・フランシス の 競馬小説 でもよく書かれているのだけれども、イギリスは日本とは逆で平場よりやっぱり障害レースなんだなぁと。 おまけにいつも不思議だったスタート時に各馬ゲートに入るのではなく、よーいドンで張られたロープが外れて各々がスタートというシステムが本当だったことに軽い感動を覚える。
そんなワケで、本作を今シーズンの一発目に持ってこなかったことを軽く後悔してしまうほどに素晴らしい作品だった。
 
 その風貌もあってか、ここまで所帯疲れ、場末感を出せる主演の トニ・コレット は本当にスゲェと思う。
ジャンを支える旦那さん、競馬に対して並々ならぬ思いがある ハワード をはじめ、競馬場にかぶっていく帽子にオシャレするばぁさんとカラフルな蹄鉄模様の靴下を履くオッサン、酔っ払いのじぃさんと、登場した個性豊かな馬主連も観ていて楽しくあった。

2023年1月 8日 (日)

カンフースタントマン 龍虎武師

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 中国
 ドキュメンタリー
 監督 : ウェイ・ジェンツー
 出演 : サモ・ハン
      ユエン・ウーピン
      ドニー・イェン
      マース
 
【 物語 】     ( シネマトゥデイ )
 1970 年代から 1990 年代にかけて、香港映画界は ブルース・リー 、 サモ・ハン 、 ジャッキー・チェン 、 ジェット・リー 、 ドニー・イェン らを輩出してきた。 一方、スタントマン たちは映画の現場で危険なアクションに挑み、多くのアクションスターたちの代役を務めた。
香港スタントマン協会 の全面協力のもと、彼らの証言やアーカイブ映像を交えて香港映画のスタントやアクションの歴史を描く。
 
 23 年シーズンが開幕。
問題はどの作品を開幕投手に持ってくるかで、いいスターが切れるか否かだから、作品選びはスゲェ大事。
今年の候補は 功夫 か 競馬 の二択となり、強く惹かれるのはどちらか? タイムテーブル等を鑑みて、今年の開幕投手は本作に決定ということで、張り切って観に行ってきた。
 
 サモ・ハン や マース をはじめとする香港映画のレジェンドたちのインタビューで香港の功夫、アクション映画の黎明期、全盛期をささえた スタントマン たちの思わず引いてしまうような苦労話を振り返り、彼らの偉大さ重要性を称えるといったもので、往年のスターや数人懐かしい顔がちらほらと観られて、終盤はややダレてしまった感が無きにしもだけれども、かなり見応えのある作品だった。
 「 出来るか? 」 と問われ、「 NO 」 と答えれば、次から仕事に呼ばれない、向こうのチームがヤバいことをやってのければ、こっちはさらにその上と過熱していく、常に死と隣り合わせのアクションスタントの話を皆、懐かしそうに楽しそうに話しているのがとても印象的。
今の世は危険なスタントの数は減り、とにもかくにも 安全第一 でのスタントとのこと。 実際のところそこがいちばん大事ではあるののは重々承知だし否定するワケでもなし、なれど 70 ~ 90 年代の香港のアクション映画が抜群にオモシロいのは、スタントマンたちによる生身の決死のスタントがあったからなんだなぁと改めて思わされた。
 
 今の香港映画では鍛錬に鍛錬を積んで危険なローテクのスタントは廃れ行く流れにあるとのこと。 この辺は先日観た 「 クリーチャー・デザイナーズ ハリウッド特殊効果の魔術師たち 」 の コマ撮りやマペットマペット技術 に通ずるものが。
映像や撮影技術の驚異的な技術革新は素晴らしいことだけれども、そればっかりがモテはやされたりする風潮になんか寂しさを覚える… 新しいものに距離を感じるオッサンの感傷でしかねぇのかなぁ…。

2022年12月31日 (土)

22年 劇場公開映画 個人的ベスト10

 今年も例年の如く 22 年に劇場で観た作品の中から強く印象に残った 10 本と、期待したけど全力で裏切られた作品 1~2 本をゲロって、本年度の記事投稿を終えようと思う。 てぇことで張り切って行ってみよッ!
 
【 ベスト10  (*゚∀゚)=3 ムッハー 】
 
            TopgunB8b82398fd00af0d57da4046dc0dfe1d6610f5d5382470_02_01_02381505_02_01_02Bus
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  1 )、 「 トップガン マーヴェリック
  2 )、 「 ザリガニの鳴くところ
  3 )、 「 LAMB / ラム
  5) 、 「 君を想い、バスに乗る
  6 )、 「 七人樂隊
  7 )、 「 サバカン SABAKAN
  8 )、 「 NOPE / ノープ
  9) 、 「 ブラック・フォン
 
 普段であればハリウッドの娯楽大作に対して文句をぶ~タレるだけで、滅多も滅多に褒めることなんぞねぇのだけれども、 「 トップガン マーヴェリック 」 ばかりは文句なしにオモシロく、最後の最後まで首位を独走して今年の 1 位に決定。
また、毎年シーズン終了間際に秀作が飛び込んできて逆転 1 位になることが多々も、今年は 11 月以降パっとせず、特に 12 月は散々な結果が続きと、今年は何かにつけ珍しいシーズンとなった。
「 A24 」 制作作品は相も変わらず絶好調、ランクインこそしてないけれども台湾映画の復権は去年に引き続きといったところ。
次点としては 「 ゴーストバスターズ / アフターライフ 」 、 「 スパイダーマン : ノー・ウェイ・ホーム 」 と思い入れも手伝って次点も珍しくハリウッドの娯楽大作となった。
 
 期待をさせておいて、それを見事以上に裏切った作品に対しての 【 ドギャ━━(゚ロ゚;)━━ン!! 賞 】 と、印象の強かった俳優さん & 監督さん賞を発表。
 
【 ドギャ━━(゚ロ゚;)━━ン!! 賞 】 : 「 大怪獣のあとしまつ 」 「 今はちょっと、ついてないだけ 」 「 貞子DX 」 「 マッドゴッド
                   「 MEN 同じ顔の男たち 」 「 アバター : ウェイ・オブ・ウォーター
 
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 よもや、よもやの 6 連発…。
順に 「 素材を活かしきれてない 」 、 「 オッサン同士の傷のなめ合い 」 、 「 歴史あるコンテンツの終了 」 、 「 意味不明 」 、 「 不快 」 、 「 圧倒的映像 = オモシロい ではない。 ストーリーが置いてけぼり 」
シーズン終盤に入ってからの後半の 3 作品はマジでキツかった…。
 
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  【 監督賞 】 : チャン・イーモウ 「 ワン・セカンド 永遠の24フレーム 」
 
  【 男優賞 】 : トム・クルーズ 「 トップガン マーヴェリック 」
 
  【 女優賞 】 : 高木さん 「 劇場版 からかい上手の高木さん 」
           岩本蓮加 「 世の中にたえて桜のなかりせば
           久保史緒里 「 左様なら今晩は
           清宮レイ 「 死神遣いの事件帖 - 花奇譚 - 」 ( 未見 )
 
  監督 & 男優賞はさすがは貫禄の完全勝利といったところ。
 女優賞は劇場版でもその 小悪魔っぷり に KO された 高木さん と、今年映画に出演した 乃木坂ち
 ゃんメンバーに。 要は 【 かわいいは正義 】 なのであります。
 
 
 というワケで、今年一年、仲良くしてもらった皆さんホントに感謝 × 10 であると同時に出来れば来年も仲良くしてもらえると幸いなんで来年もヨロシクお願いしやす♪

2022年12月25日 (日)

戦慄のリンク

Link
 中国
 ホラー
 監督 : 鶴田法男
 出演 : スン・イーハン
      フー・モンボー
      ハン・シャオ
      チョウ・ハオドン
 
【 物語 】     ( シネマトゥデイ )
 女子大生 シャオノー のいとこが謎の死を遂げ自殺と断定されるが、その死に疑問を抱く彼女は自ら真相の解明に乗りだす。
いとこの同級生で犯罪心理学に詳しい マー と共に調査を進める中、いとこのパソコンに残されていたチャットのやり取りと、 「 残星楼 」 というインターネット小説のリンクを見つける。 それを読んだシャオノー は、想像を絶する恐怖に見舞われる。
 
 困ったことにクリスマス、年末だというのに今年の〆作品にしようと思える作品が見当たらない…。
そんななかにあって本作だけが、溢れんばかりの既視感に不安を覚えるも、かろうして劇場に足を運ぶ価値ありかなぁというワケで、「 今年の〆なんだからハズれてくれるなよ 」 と願いつつ観に行ってきた。
 
 「 中国では幽霊の存在を肯定してはいけない 」 、 「 最後は警察が解決する 」 、「 LGBTQ 表現に切り込んではいけない 」 と諸々の制約のなかで作られたワリには、科学的とまではいかないまでも、今の世ならあり得なくもないアプローチや結末は思った以上の説得力があったように見受けられ、ネット依存やおそらくギリギリ許容の範囲であったであろう LGBTQ 表現と社会性もあり、単純に 「 中国版 貞子ちゃん 」 とナメていただけに、ホラーというよりサスペンスホラーとして思った以上にオモシロい作品だった。
 それと同時に 貞子ちゃん が J ホラーのアイコンとしてその役目を終え、 J ホラー自体も以前ほど良作が見当たらないことを思えば、久々にそれなりにオモシロい J ホラーを観られたことはよろこばしくあるも、撮ったのが日本ではないというのが… 寂しいと言おうか、情けないと言おうか… でもある。
 
  22 年シーズンの劇場鑑賞は本作をもって打ち止め。 ここ最近ずっとハズレが続いていたんで、最後にホームラン、長打で気持ちよくとはいかないまでもライト前に打って一塁ベースを踏めた感じで 〆ることが出来てヨカッタ、ヨカッタといったところ。
まぁ、そんなワケで来年もオモシロい映画とキレイなトイレに行き当たるとイイですな♪

2022年12月17日 (土)

アバター : ウェイ・オブ・ウォーター

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 アメリカ
 SF & アクション & アドベンチャー
 監督 : ジェームズ・キャメロン
 出演 : ゾーイ・サルダナ
      サム・ワーシントン
      シガーニー・ウィーヴァー
      スティーヴン・ラング
 
【 物語 】     ( シネマトゥデイ )
 神秘の星パンドラ。元海兵隊員の ジェイク は先住民ナヴィの女性 ネイティリ と結ばれ、子供たちをもうけ、幸せに暮らしていた。
しかし、 ジェイク たちは再び パンドラ に現れた人間たちに森を追われてしまい、海の部族のもとに身を寄せる。
だが、その美しい海にも侵略者が接近していた。
 
 前作からもう 13 年も経過しているのか、なんかついこの間のような気がすよ…。
ただフィールドを海に移しただけで、やってることは前作とほぼほぼ変わり映えしてそうにねぇから、スルーを考えたけれども、いつもの他に観たい作品が見当たらねぇんで、結果オモシロかったで終われれば万事 OK ってぇことで、取りあえず観に行ってきた。
 
 上映時間 190 分のうち 2 /3 は圧倒的な映像を観るためのどうでもイイようなエピを長々と観させられたことを思えば、本作はやはり 3D で観るべき作品なだろうということが十二分に解った。
そんなワケだから肝心のストーリーはと言えば 「 全然 」 で、正真正銘 【 映像ありきの作品 】 のひとこと。 実際のところ 【 圧倒的映像 = オモシロい 】 ではなく、大事なのは 【 話がオモシロい、心に響く 】 なんじゃあねぇかなぁ。 確かに映像も大事かも知れねぇけれども、映像がストーリーを置いてきぼりにしちゃあダメだよ、もぅ少しストーリーに気を配っておくれよ。
 まぁそれでも前作ほどに強烈さはないものの環境問題や捕鯨問題、人種差別に植民地政策のあれやこれやは感じられたし、気持ちチート系の キリ がどんな鍵を握ってりるのか? と、オモシロくなかったとはいえ続編に対する期待を持たせるあたりはヨカッタかなぁと。
あとは、セルフオマージュなのか? 終盤で 「 ターミネーター2 」 & 「 タイタニック 」 っぽいなぁと思えたことくれぇかな。
 
 途中から誰がダレだか解らなくなってしまったうえに魅力的なキャラもなし… そんな中にあって激昂する ネイティリ を目にして ナヴィ または ネイティリ の本質を垣間見て含むものを覚え、後にそれが起因となって互いに愛情を示すも何だかんだで袂を分かった父親のマイルズ側に立つのでは? と期待させる スパイダー の存在が唯一の救いだった。

2022年12月11日 (日)

MEN 同じ顔の男たち

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 イギリス
 サスペンス & ホラー & ドラマ
 監督 : アレックス・ガーランド
 出演 : ジェシー・バックリー
      ロリー・キニア
      パーパ・エッシードゥ
      ゲイル・ランキン
 
【 物語 】     ( シネマトゥデイ )
 夫 ジェームズ の死を目の当たりにした ハーパー 。 心に負った傷を癒やそうとイギリスの田舎町を訪れた彼女は、豪華なカントリーハウスの管理人を務める ジェフリー の出迎えを受ける。 町を散策するハーパーは、少年、牧師、警察官など出会う男たちの顔が、皆ジェフリーと全く同じであることに気がつく。 さらに廃トンネルからつけてくる謎の影をはじめとする怪現象や、夫の死のフラッシュバックによって、彼女は追い詰められていく。
 
 「 A24 」 制作の作品。 今年に入って年本目だ? どこまでこの快進撃は続くのだろうか?
それはそれとして、ストーリーもさることながら雨曇りの重苦しさや気怠さ、シックな佇まいと英国特有の雰囲気に惹かれるもの大きくありってぇことで、張り切って観に行ってきた。
 
 「 主人公が出会う男たちの顔が皆同じに見える 」 に対して外因性などによる認識能力の欠如、リンゴも記憶障害の暗喩、 また、その場を去ったハズなのに同じところに戻って来てしまうトンネルの行も精神世界や死後の世界なのか? と、いろいろと予想を立てながら挑むも、驚くほどに生やさしいものではなかった…。
 何かが起きそうでなかなか起きない緊張感、何かにつけ不快な物言いをする同じ顔をした男たち、そしてただ立ってるだけの全裸の男と中盤までは映像の美しさも手伝って、そのワケの解らない怖さはオモシロかったのだけれども… 教会にあった卑猥なレリーフのオブジェ、たんぽぽの綿毛もが精子を想起させと、急に性的描写の色が濃くなりはじめると不快の念が増すと同時にさらにワケが解らなくなり頭の回路が煙を吹き始める。 それでも何とか考えるに粘着質の男に対して女性はただ飽きれるのみというか、何度も同じことを繰り返されると慣れてしまう、ただ見守るだけになってしまうというか、何というかそんな感じなのかなぁと。
何にせよ理解不能であることに変わりはねぇし、強めの性的描写も好きじゃあねぇ。 早い話、「 玉砕です 」 ってぇこと。
 
 ところで全裸の男の性器がおもいっきり映し出さていたのを観て、かつて映倫が 「 ぼくのエリ 200歳の少女 」 という作品で股間にボカシを入れたことで話がまったく違うものなってしまったことを思い出し、作品によって入っていたり、なかったりと映倫によるこのボカシの基準はどこにあるのか? 気になってしかたがない。

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