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2023年4月23日 (日)

ベネシアフレニア

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 スペイン
 ホラー
 監督 : アレックス・デ・ラ・イグレシア
 出演 : カテリーナ・ムリーノ
      コジモ・ファスコ
      イングリッド・ガルシア・ヨンソン
      ニコラス・イヨロ
 
【 物語 】     ( シネマトゥデイ )
 結婚間近のスペイン人 イサ と友人たちは独身最後の記念に、カーニバルでにぎわうイタリアのベネチアを訪れる。
しかし、近年同地では観光客の増加による環境悪化が社会問題となっており、彼らは 「 観光客は帰れ 」 というプラカードを掲げた人々に迎えられる。 イサ たちは気を取り直して観光を楽しもうとボートに乗ると、突然カーニバルの衣装を着た道化師が乗り込んでくる。
その正体は、観光客を手にかける狂気の殺人鬼だった。やがて若者たちは、一人また一人と殺人鬼の餌食となっていく。
 
 一時、漁るように観ていたスペイン産のホラー、サスペンス作品だけれども、ここ数年は惹かれる作品が見当たらず、疎遠になっていただけになんかスゲェ久々な気がする。 雰囲気も良さげだし社会性もありそうだしで期待大ってぇことで、張り切って観に行ってきた。
 
【 ネタバレ要注意 】
 ペストマスクや道化師の仮装や舞台となるヴェネチアのエキゾチックな風景をはじめ、70年代あたりのヨーロッパ、イタリアのホラー映画のグラフィックアートを意識したオープニング、絵に描いたような浮かれた主人公たちと意味ありげな人物たちの演出は雰囲気があって一気に惹きつけられる。 また、観光立国における観光客飽和がもたらす利益と弊害云々のテーマも意外性があって興味深い。
 その反面、社会的大義は名目でしかなく私怨でしかない主犯の夫婦の計画の行や、双子の確執と大事な部分の描写の詰めの甘さが目立ち、何よりふわっとし過ぎて締まらないオチが残念というか… まぁその辺と多少のダレを愛嬌とすれば、血飛沫も多めで普通にオモシロくはあったといったところ。 あとはこれといって語るところはなし。
 
 ホラー作品に限らず以前のように 【 中規模 】 もしくは、 銀座シネパトス や シアターN渋谷 ( ともに閉館 ) あたりでよく観た 「 ゾンビ VS ストリッパーズ 」 や 「 プレスリー VS ミイラ男 」 のような 【 おバカ 】 作品を劇場で観る機会がめっきり減ってしまい寂しさ強く覚える今日この頃。 だけにシネコンあたりでこの規模、この手の作品を観られるだけで妙にうれしくなってしまう。

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コメント

こんにちは。
私はこちら一昨年の東京国際映画祭で鑑賞したのですが、あまりホラーというジャンルとは捉えずに、トンデモ社会派と思って観ていたので面白かったです。
しっかし、その土地に根付く不気味な影…部外者は空気読めよ!的な?そう言いつつあんた達は観光で食ってんじゃん!と思いつつ、無礼な観光客には我慢ならんよなぁ、などなど、色々行ったり来たりで感じつつの作品でした。

コメント感謝です♪

本作の観光客飽和状態云々を観ると SF 映画なんかは夢物語、絵空事だった設定も今じゃあ現実のもとなって頭打ちの感が無きにしもなのにホラー & サスペンスは探せばというか、何にでも絡められるというか、あらためてその伸びしろの大きさにビックリさせられたってぇ感じです。
確かに京都あたりに旅行すると、どこもかしこも外国人と修学旅行で溢れかえっていて辟易させられることがしばしばなんで、怒りの感情も解らんでもないんですけど、もたらす利益を思えばですしねぇ… 以前、山口県の秋吉台に9月1日に行ったら観光客が人っ子ひとりいなくて逆にものスゲェ不安… というか怖くなったことがあります。

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