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2023年2月11日 (土)

コンパートメントNo.6

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 フィンランド & ロシア & エストニア & ドイツ
 ドラマ & ロマンス
 監督 : ユホ・クオスマネン
 出演 : セイディ・ハーラ
      ユーリー・ボリソフ
      ディナーラ・ドルカーロワ
      ユリア・アウグ
 
【 物語 】     ( シネマトゥデイ )
 1990 年代のロシア・モスクワ。 フィンランド人留学生の ラウラ は北端の地・ムルマンスクにあるペトログリフ ( 岩面彫刻 ) を見に行く予定だったが、大学教授の恋人 イリーナ にドタキャンされてしまう。 一人で旅立つことになった彼女が寝台列車に乗り込むと、 6 号コンパートメントには先客のロシア人労働者 リョーハ がいた。 モスクワの知人たちとは正反対の粗野な彼に嫌悪感を抱く ラウラ だったが、長い旅を共にするうちに二人は心を通わせていく。
 
 第 74 回 カンヌ映画祭でグランプリをはじめ、あちこちの映画祭でも多々受賞し好評を得ているはもちろんとして、それ以上に背景にある 長距離鉄道旅行 に惹かれるところが大きく、コロナ禍以前から久しく海外旅行にも行けておらず、少しでも旅情が味わえればと思い、張り切って観に行ってきた。
 
 主人公の ラウラ が、乗り込んだ長距離列車の同室となる粗野な振る舞いの リョーハ に対して当初は露骨に悪感情を示すも、狭いコンパートメントの中で、長くもあり短くもあった時間を共に過ごすうちに優しさや繊細といった彼の本質に気づき、いろいろあって冒頭からのしかめっ面も笑顔へと変わっていき、しだいに リョーハ との距離もゆっくりと縮まっていく様は観ていて気持ちがヨカッタ。
何より互いの気持ちを知りながらも、 リョーハ が一定の距離を保ち続ける心の機微、一期一会、映像や写真もいいけれども本当の思い出は心に残るといったひとつひとつの描写は素晴らしいうえに余韻も最高で、カンヌ映画祭でグランプリを受賞するのも大きく頷ける。
 時間と旅費の問題はちろんのこと、今のロシア情勢を鑑みても、何より見知らぬ他人と相部屋ってぇのが最大のネックということで、この先いつまで経っても シベリア鉄道 の旅は憧れの中の憧れでしかなさそうだなぁと。 まぁそういうワケで、当初の狙いでもあった シベリア鉄道 の旅の疑似体験も少なからずできてヨカッタといったところ。 いつかホントに行きたいものだ。
 
 リョーハ 役の ユーリー・ボリソフ って 「 T-34 レジェンド・オブ・ウォー 」 に出演していた俳優さんだったのか。
オマケにここ 2 ~ 3 年、気になるもスルーしてしまったロシア映画何タイトルにも出演しているようで、これから察するにどうやらロシアでは若手の有望株のように見受けられる。これを機に覚えておくとしよう。
運のイイことに ユホ・クオスマネン監督 の舞台挨拶に参加することが出来き、いろいろと話が聞けて楽しかった。

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