« ピンク・クラウド | トップページ | オレ的 お宝 GET! vol.2 「 SEMPE IN NEW YORK ジャン=ジャック・サンペ ニューヨーカー イラスト集 」 »

2023年2月 4日 (土)

仕掛人・藤枝梅安

384157_02_01_02
 日本
 時代劇
 監督 : 河毛俊作
 出演 : 豊川悦司
      片岡愛之助
      天海祐希
      菅野美穂
 
【 物語 】     ( シネマトゥデイ )
 江戸の郊外、品川台町で腕がいいと評判の鍼医者、 藤枝梅安 。 彼には悪を闇に葬る仕掛人というもう一つの顔があった。
ある日、梅安は仕掛の標的を探るためにある料理屋を訪ねるが、標的となる料理屋のおかみの顔を見た瞬間、梅安は驚く。
それは梅安に暗い身の上を思い出させる人物だった。
 
 原作者の 池波正太郎氏 の生誕 100 年の記念作品なんだそうな。
何にせよ、池波作品は大好きだし、主演の 豊川悦司 も好きな俳優さんのひとりだし、ジャニたれ主演やコメディ調のものではなく、本格的な時代劇も久々とあって、期するところが大きくありってぇことで、張り切って観に行ってきた。
 
 印籠や桜吹雪の入れ墨を出しての勧善懲悪、殺陣に特化したなんちゃって娯楽大作もイイけれども、極力余計な BGM をはぶいて徹底して静謐な作りにやっぱり時代劇とミステリーは 【 本格 】 ものだなぁと。
 それはそれとして、本シリーズは表と裏の顔、人間関係、命のやり取りと、 「 鬼平犯科帳 」 & 「 剣客商売 」 以上に人間ドラマが濃くあり、 おみの のエピを軸にいくつかのエピを複雑にサスペンスチックに絡み合わせてひとつの物語として作り上げたことで、その人間ドラマがより色濃くなっていたように感じられる。 また前述の余計な BGM は入れない、照明を抑えた暗いトーンの映像に時代劇へのこだわり、 梅安 と 彦さん の言葉少なでも通じ合うふたりの友情とたわいのない会話、そして素朴な料理の数々に池波作品へのリスペクトが感じられる。 おそらく 「 時代劇専門チャンネル 」 が、主体だからこの辺に関してはキチッとしているのだろう。
 イイところばかりだけではなくもちろん難もあり、クレジット時のキャスト名のローマ字表記、1 話完結であるのならば近日中に公開される続編の予告は野暮ってぇかぁ、興を削がれるわなぁ… ここだけが残念といったところ。
何にせよ、続編が楽しみでならない。
 
 豊川悦司 の 梅安 最高だったわ。 当初、彦さん 役は 片岡愛之助 ではなく飄々とした 柳葉敏郎 じゃね? と思ったりもしたけれども、意外とマッチしていたし、さすがは歌舞伎俳優の佇まい。 天海祐希、菅野美穂、高畑淳子 といった女優陣も言わずもがな。
早乙女太一 と さゆ ( 井上小百合 ) のふたりも数少ない若手ながら、舞台経験は豊富だから見劣りしていなかったように思う。

« ピンク・クラウド | トップページ | オレ的 お宝 GET! vol.2 「 SEMPE IN NEW YORK ジャン=ジャック・サンペ ニューヨーカー イラスト集 」 »

コメント

この記事へのコメントは終了しました。