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2023年2月12日 (日)

崖上のスパイ

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 中国
 サスペンス
 監督 : チャン・イーモウ
 出演 : チャン・イー
      ユー・ハーウェイ
      リウ・ハオツン
      チュウ・ヤーウェン
 
【 物語 】     ( シネマトゥデイ )
 1934 年冬、ソ連で特殊訓練を受けた 4 人のスパイが、極秘作戦 「 ウートラ計画 」 実行のため満州国のハルビンに潜入する。
彼らの目的は、日本軍の秘密施設から逃げた証人を国外に脱出させ、軍の蛮行を広く伝えることだった。
しかし仲間の裏切りによって作戦が日本の特務警察に察知され、ついにはリーダーの張憲臣が敵の手に落ちる。
 
 トムさんの 「 ミッションインポッシブル 」 の新シリーズが始まるようだし、日本でも 「 SPY×FAMILY 」 が大ヒットと、世界では 【 スパイ 】 が流行りなのだろうか? そんな事情があるかないかはさておき、敬愛する映画監督のひとりである チャン・イーモウ 監督がその スパイもの に挑むということで期待と不安半々のなか、張り切って観に行ってきた。
 
 武侠アクションで培った刀槍から銃に持ち替えたキレのある銃撃戦やカーアクションは見応えがあったし、史実に基づき複雑でよりスリリングにした展開も、ひとつひとつ冷静に整理しながら観れば、確かにオモシロいのだけれども… 何かにつけて説明不足だから「 ウートラ計画 」 自体も、誰がどうしたいのかもいまいち把握しづらい。そのうえ皆がみな同じような格好をしているがゆえに、敵味方がひとたび入り乱れると、もはや誰がダレだか? 終始そんな感じでノリきれずいるところへもってきて、テンポだけは異常なまでに早く、意味不明とまではいかねぇまでも置いてけぼりを喰らっている印象は拭えない。
 また背景に 抗日反日 があるのに日本人、軍は登場せず、どちらかというと親日と反日に分かれての中国人同士の争いを描いていて、要は 【 中国共産党 万歳! 】 の 【 プロパガンダ映画 】 の様相… 「 ワン・セカンド 永遠の24フレーム 」 で、本来のフィールドに戻ってきてくれたのに、また色気が出て来たのか? とファンとして微笑ましく思っていたのにまさか、金を積まれたのか? 圧をかけられたのか? 知らねぇけれどもこういう作品を撮ってくるとは予想だにしてなかった… それでも自然美の魅せかたなんかは健在なんで、良かぁねぇけれどもまぁ…。
 
 チャン・イー と リウ・ハオツン のふたりが 「 ワン・セカンド 」 に引き続き出演。 ふたりとも前作ほどに良さが全然感じられなかったけれども、 極寒の雪景色に リウ・ハオツン の可愛さが映えているのは福眼といったところ。
ユー・アイレイ なる俳優さんがすっげぇ 笹野高史 にそっくりで、もはやそれにしか見えなかった。

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