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2023年1月14日 (土)

ドリーム・ホース

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 イギリス
 ドラマ & コメディ
 監督 : ユーロス・リン
 出演 : トニ・コレット
      ダミアン・ルイス
      ジョアンナ・ペイジ
      オーウェン・ティール
 
【 物語 】     ( シネマトゥデイ )
 イギリス、ウェールズ。谷間にある小さな村で夫と二人で暮らす主婦 ジャン は、パートと親の介護をするだけの日々を送っていた。
あるとき、彼女は馬主だった経験のある ハワード の話に感化されて競走馬を育成しようと思い立ち、村の住民たちに共同馬主になろうと誘う。 ジャン たちは週10ポンドずつ出し合い、 ドリームアライアンス ( 夢の同盟 ) と名付けた組合馬主になる。
ドリームアライアンス はレースを勝ち進み、それとともに ジャン らの人生も変わっていく。
 
 競馬から遠ざかってから 20 年近くが経ち、最近ではさらに規制がかかり、それまでのように大勝ちすることができなくなってきたパチンコ & スロット から足を洗い、また競馬に戻ろうかと考えている今日この頃。 まぁ早い話、ギャンブル自体を止めればそれでイイことなのだけれども、何事もそういかないもので… ということで、競馬が題材になっている本作を張り切って観に行ってきた。
 
 夢や尊厳を失い悶々とした日々を送る面々の前に希望を託す者が現れ、紆余曲折を経ながら共に前へ進む物語をはじめ、それぞれ魅力的な馬主連、競馬のワクワク感、そして爽やかな感動 ( 最後にみんなで国歌を大合唱する演出は激熱 ) は、人によってはベタな展開、予定調和、デフォルト、ご都合主義と評されがちだけれどもオレ的にはこういう展開が好きなこともあって大満足。
また、競馬、とくに馬主という面から見ても血統、家柄といわば 上流階級 の娯楽。 そこに競馬でいちばん重要視される 【 血統 】 においてお世辞にも 優良 とは言いがたい ドリームアライアンス と労働者階級の人たちの似た者同士たちが、イギリスの 階級社会 に一泡吹かせるの社会的メッセージも感じられた。 おしゃれというか微笑まししいエンドロールの演出も最高。
 ディック・フランシス の 競馬小説 でもよく書かれているのだけれども、イギリスは日本とは逆で平場よりやっぱり障害レースなんだなぁと。 おまけにいつも不思議だったスタート時に各馬ゲートに入るのではなく、よーいドンで張られたロープが外れて各々がスタートというシステムが本当だったことに軽い感動を覚える。
そんなワケで、本作を今シーズンの一発目に持ってこなかったことを軽く後悔してしまうほどに素晴らしい作品だった。
 
 その風貌もあってか、ここまで所帯疲れ、場末感を出せる主演の トニ・コレット は本当にスゲェと思う。
ジャンを支える旦那さん、競馬に対して並々ならぬ思いがある ハワード をはじめ、競馬場にかぶっていく帽子にオシャレするばぁさんとカラフルな蹄鉄模様の靴下を履くオッサン、酔っ払いのじぃさんと、登場した個性豊かな馬主連も観ていて楽しくあった。

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