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2023年1月29日 (日)

ピンク・クラウド

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 ブラジル
 SF & ドラマ
 監督 : イウリ・ゲホバージ
 出演 : ヘナタ・ジ・レリス
      エドゥアルド・メンドンサ
      カヤ・ホドリゲス
      ジフレイ・パエス
 
【 物語 】     ( シネマトゥデイ )
 触れると 10 秒で死に至るピンク色をした謎の雲が出現し、外出制限で人々は家から一歩も出られなくなってしまう。
そんなとき、一夜を共にしていた ジョヴァナ と ヤーゴ は、窓を閉め切って家に引きこもる。 月日が流れても事態は一向に好転せず、見知らぬ他人であった二人の間に息子リノが誕生。 ロックダウン以前の生活を知らない彼は部屋の中だけで何不自由なく暮らし、 ヤーゴ も新しい生活に順応していたが、 ジョヴァナ の内に生じたゆがみは大きくなっていく。
 
 偏見も偏見で言わせてもらうならば、コロナ禍 に対してかなりお気楽な姿勢をとっていると思われるお国柄の ブラジル がそのコロナ禍 と ロックダウン という出来事をどう描くのか? がスゲェ興味深くありってぇことで、張り切って観に行ってきた。
 
 何でもコロナ禍とロックダウンより以前に制作されたとのことで、今の世を予見するようなその設定やアイディアは素直に驚かされる。
驚かされるけれども、ピンクの雲の正体が何なのか? は、最後まで謎のままであってもイイとしても、その雲の影響を受けないためには室内に避難すればナゼ大丈夫なのか? 人が外に出られないのにインフラや食糧事情がナゼ安定しているのか? とやたらと細かいところが気になるし、何よりロックダウン下で 「 子どもが欲しいか? 」 の問いかけに深く議論されることもなく妊娠、出産となり、時が流れ成長した子供の 「 ピンクの雲が好き 」 の理由も、生まれたときから既にピンクの雲の影響下にあったからであっさりと片付けてしまっていたりと…。
 一夜の遊びが、緊急事態となったことで一緒に生活する羽目になったひと組の男女ゆえ、いろいろとコミュニケーション不足なのかも知れねぇし、考え方のすれ違いや折り合いのつけ方と言いたいことも何となく解れど、何かにつけ詰めが甘いというか、深掘りがなされていない印象。 そこへ持ってきてテンポも良く言えば淡々、悪く言えば緩慢だから正直なところあまりオモシロくもなし… 心をザワつかせる何かがひとつふたつあれば、もう少しオモシロく感じられたかも知れねぇなぁと。
 
 基調とする包む淡い ピンク色 も 「 ミッドサマー 」 の 白色 以降流行りなのか? パステル、ビビット色、メルヘンゆえの不気味さがあり、この辺はとてもヨカッタ。
そんなこんなで四方いたるところで多発的にイビキが聞こえ、そのイビキの心地よさげなテンポがこちらの眠気を誘う。

 

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