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2022年11月19日 (土)

ザリガニの鳴くところ

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 アメリカ
 ドラマ & ミステリー & 文芸
 監督 : リヴィア・ニューマン
 出演 : デイジー・エドガー=ジョーンズ
      テイラー・ジョン・スミス
      ハリス・ディキンソン
      デヴィッド・ストラザーン
 
【 物語 】     ( シネマトゥデイ )
 6 歳のときに両親に捨てられた少女 カイア 。 ザリガニが鳴くといわれるアメリカ・ノースカロライナ州の湿地帯でたった一人で育ち、自然から生きる術を学んだのだった。 ある日、その湿地帯で青年の変死体が発見され、カイアに殺人の容疑がかけられる。
そして、法廷に立った彼女の口から語られたのは、想像を絶する半生だった。
 
 書店で本書のタイトルを見たとき 「 ザリガニって鳴くのなかいな? 」 と思ったことを思い出す。
それはそれとして、 21 年の本屋大賞の海外小説部門 1 位を獲ったこともあって、原作ともどもスゲェ気になっていた作品ということで、かなり期待値も高めの心持ちなか、張り切って観に行ってきた。
 
 今回は珍しく原作未読での鑑賞となった。 それはそれとして、さすがは 本屋大賞海外部門 を獲るだけのことはある。
犯人、事件の真相はもちろん気になるところだけれども、その辺のことをどうこうではなく、生まれや育ち、先入観、噂による偏見と差別、孤独に立ち向かうひとりの少女の切なく残酷な青春譚の趣。 その静謐で文学チックな語り口調はまるで往年の トマス・H・クック の 「 記憶 」 シリーズの一篇を彷彿させるものがある。 ただ、受け手側に託すラストは決してキラいじゃあねぇし、オレ的には 「 もはやどうでもいいよ 」 だけれども、人によってはモヤっとするのもまた事実。
 「 思ったのと違う 」 の意見を多く目にする。 まぁ実際ミステリーとして紹介されてるし、事実ミステリーではあるんだけれども、原作を読んでいるか否かで当初の印象が大きく違ってくるみてぇだ。 オレ的にはイイ意味で肩透かしをくらったってぇやつで何ら問題なし。
原作を読めばまた違った感想になるかも知れねぇんで、機会があれば原作を手にしてみようと思う。
そんなこんなで、物語同様に湿地や博物画も美しく、好きな作風とうことも手伝って概ね高評価といったところ。
 
 お初となる主人公 カイヤ 役の デイジー・エドガー=ジョーンズ だけれども、カワイイのはもちろんとして、かなり存在感を発揮していて、今後の活躍が楽しみと思える女優さんのひとりになりそうな気配。
弁護士役の デヴィッド・ストラザーン も抑えた演技にもかかわらずの存在感でさすがといったところ。

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コメント

こんにちは。
これ、正に「ミステリー」や「犯人捜し」が主になる作品じゃないんですよね!
書かれていらっしゃる
>受け手側に託すラストは決してキラいじゃあねぇし、オレ的には 「 もはやどうでもいいよ 」 だけれども
は、全く同感!深く深く頷いてしまいました。
私はとても好きな作品でした。

コメント感謝です♪

正直なところ期待していたとはいえ、期待値はそれほど高くはなかったんですよ。
そうですねぇ~、例えると出来のイイ 2時間サスペンス くらいであれば OK といったところだったんですが、まさかここまでビシっと
ハマるとは思いもしませんでした。
本格的なミステリーもいいですが、本作のような何かこう心に響くようなミステリーもまたいいものだと、あらためて思わされました。
そんなワケで今年のベストムービーの上位に来そうな気配です♪ (゚▽゚)v

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