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2022年9月24日 (土)

LAMB / ラム

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 アイスランド & スウェーデン & ポーランド
 ミステリー & ドラマ & ホラー
 監督 : ヴァルディマル・ヨハンソン
 出演 : ノオミ・ラパス
      ビョルン・フリーヌル・ハラルドソン
      ヒルミル・スナイル・グドゥナソン
      イングヴァール・E・シーグルソン
 
【 物語 】     ( シネマトゥデイ )
 アイスランド の山間で羊飼いをしている夫婦 イングヴァル と マリア 。
ある日、出産した羊から羊ではない何かが生まれ、二人はその存在を “ アダ ” と名付けて育てることにする。
子供を亡くしていた二人にとって、 アダ との生活はこの上ない幸せに満ちていたが、やがて夫婦は破滅への道をたどることになる。
 
 予告トレーラーを観る限りではオモシロそうなんだけれども、雰囲気だけであとはひたすらに淡々とし過ぎてオモシロくねぇんじゃあねぇかの、言わば丁半博打のヤバさを感じなくも… それでも北欧の隠滅としたサスペンスホラー、そして 「 A24 」 の魅力には抗しきれるワケもなく、玉砕覚悟で張り切って観に行ってきた。
 
 「 羊 = キリスト 」 を象徴するし、ポスター等のデザインも 「 幼子イエスを抱くマリア 」を思わせることもあって、宗教色の濃いものかと勝手に思い込むも、フタを開けてみれば寓話的なつくり。 取り立てて難しい内容でもなけりゃ、これといって山場らしい山場のない限りなくフラットな展開で、何かにつけて感性や価値観を問われるというか、求められるというか… まぁ何にせよ 【 好きキライ 】 で割れること間違いなしなんじゃあなかろうかと。
 ストーリーはもちろんとして 「 ミッドサマー 」 や 「 ボーダー 二つの世界 」 を彷彿させる徹頭徹尾、北欧ホラー特有のただひたすらに漂う隠滅とした空気感、底知れぬ狂気と不安も最高だった。
まぁそんなこんなで、確かにツッコミどころ、ナゾも多々あれど、オモシロかったしオレ的にはかなり好きな作品といったところ。
 
 誰ひとり共感できる者がいない中にあって、当初は異質な存在がゆえに気持ち悪さの感情の方が勝った アダ が、中盤以降からひたすらに可愛く思えてきて、ラストでは可哀そう、どちらが彼女にとって幸せ? と強く肩入れしてしまった。
そういった意味では人間の俳優さんよりも ワンコ、お母さんヒツジ と動物たちの存在感の方がはるかに強くあった気がしなくも…。

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コメント

風情さん🌟
これ、息子に薦められて凄く気になってる作品なのですが、今滞在している地域では10月末まで待たないといけないみたいです。
賛否別れそうですね。
私はミッドサマー好きなので楽しみです🎵

コメント感謝です♪

何でしょうねぇ… パッと見で宗教色濃そう、難解そう、展開がなさそうなイメージが先行しがち…ですが実際のところそんなことないですし、そうでもあるし… とかく形容しがたくでしてね、もぅホント 【 好きキライ 】 以外、言葉がみつからない… ってぇところですかねぇ… 。
オレ的には間違いなくオモシロかったし、好きな作品ではあります。
ですが、ですがですよ、お薦めか? と問われれば… ではあります。
ホントにクソほどにも参考にならなくて申しワケねぇです… (^_^;ゞ

風情さん☆再び
観てきましたよ~
すっごく面白かったです。
全編にわたって「ざわ・・・ざわ・・・」って文字が浮かび上がりそうなほど不穏な空気感がとっても良かったです。
きゃっぱり宗教色は強めですね。

コメント感謝です♪

いや~ホント、「 ざわ・・・ざわ・・・ 」 ってぇ文字がふさわしく思える作品でした。
先の 「 ミッドサマー 」 と言い、 A24 と北欧の組み合わせによるホラー & ミステリー作品の圧倒的、スゴさたるや何なんでしょうか?やっぱり宗教色が濃いめなんでしょうかねぇ? 正直なところ羊、羊頭の存在が聖書的なものなのか? それともおとぎ話的なものなのか? の判断が付きかねているのが本音でして。
まぁそういうこともありますが、とにもかくにもすげぇオモシロい作品であったことに間違いはねぇです♪ (゚▽゚)v

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