« 機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島 | トップページ | 劇場版 からかい上手の高木さん »

2022年6月 5日 (日)

オフィサー・アンド・スパイ

382067_02_01_02
 フランス & イタリア
 サスペンス
 監督 : ロマン・ポランスキー
 出演 : ジャン・デュジャルダン
      ルイ・ガレル
      エマニュエル・セニエ
      マチュー・アマルリック
 
【 物語 】     ( シネマトゥデイ )
 1894 年、フランス。 ドレフュス 大尉が、ドイツに軍事機密を漏えいした容疑で終身刑を言い渡される。
あるとき、軍の情報部門を率いる ピカール 中佐は、 ドレフュス の無実を示す証拠を発見する。
だが、その事実を隠蔽しようとする上層部によって左遷されてしまい、彼は作家の エミール・ゾラ らに助けを求める。
 
 史実、陰謀、謎解き要素に法廷劇とこれだけ最高の食材が揃い、それを ロマン・ポランスキー 監督 が料理して皿に盛るのだから不味いワケなかろう、ってぇことで張り切って観に行ってきた。
 
 まぁ史実なのだからヘタにドラマチックなものに出来ねぇってぇのは解る。 解るにしても何かにつけいろいろともどかしくあったし、結末も有罪判決から 10 年近く経過してからの逆転劇だから 9 回裏フルカウントからの一発逆転ホームランのスカっとするものではなく、延長戦で四死球やエラーでぬる~く逆転サヨナラといった印象で期待したものとはチョイと違ったかなぁと。
 なかなか表沙汰になることない上層部の闇を有力新聞社や作家の エミール・ゾラ が表沙汰にするために助力するあたりは、先日の 「 赤い闇 スターリンの冷たい大地で 」 とよく似ていて、古今東西こういう有志が存在することに軽い感動を覚える。 その反面、告発された面々の後の処遇が字幕でサラっと紹介されているのみで消化不良もいいところだったんで、証拠集めの行をもう少し手短にしてでも、せめて ピカール がいかにして大臣にまで昇進したのかくらいは描いて欲しくあった。
ナチスドイツに占領された過去や多民族国家のイメージがあったりするからフランという国はもっとリベラル思想かと思いきや、第一次世界大戦当時はナチスドイツ同様に公然とユダヤ人差別していたことを本作で初めて知ることができたのは収穫。
 
 おそらく 「 アーティスト 」 以来だから約 10 年ぶりくらいスクリーンで ジャン・デュジャルダン を拝顔。
ユダヤ人差別を公言し人妻と関係を持ったりとあまり褒められた人物ではなし、その一方で仕事はマジメ、差別感情と冤罪は切り離して考えると好印象だから観てる側としては好き嫌いどちらにもなれず終始モヤモヤしっぱなし…。

« 機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島 | トップページ | 劇場版 からかい上手の高木さん »

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« 機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島 | トップページ | 劇場版 からかい上手の高木さん »