ラストナイト・イン・ソーホー
イギリス
サスペンス & ミステリー
監督 : エドガー・ライト
出演 : アニャ・テイラー=ジョイ
トーマシン・マッケンジー
マット・スミス
テレンス・スタンプ
【 物語 】 ( シネマトゥデイ )
ファッションデザイナー志望のエロイーズは、ロンドンのソーホーにあるデザイン専門学校に入学するが、寮生活に向かず一人暮らしをすることに。 新しいアパートで暮らし始めた彼女は、 1960 年代のソーホーにいる夢を見る。エロイーズは夢の中で、歌手を夢見るサンディと出会い、肉体的にも感覚的にも彼女と次第にシンクロしていく。
ここ数年来、ご贔屓の女優さんとなっている アニャ・テイラー=ジョイ が主演しているがいちばんの理由として、背景にある 60 年代の英国のポップカルチャー、夢か現かの二つの時間軸でシンクロし合うサスペンス劇と、何かにつけて大きく惹かれるものがあり、公開を楽しみにしていた作品ってぇことで、張り切って観に行ってきた。
【 ネタバレ要注意 】
取りあえずは何時ものように立てた予想を述べておくとしよう。
シンプルもシンプルに 「 妄想 」 かなぁと… 今回に限ってはこの程度のものしか思い浮かばず。 はてさて、結果はいかに?
童話作家 フィリパ・ピアス の 「 トムは真夜中の庭で 」 に情緒不安定や残留思念、エンパシー能力といったものを加えてオカルトチックに味変してきたあたりは予想を大きく上回ってきて、すげぇ怖オモシロくあったし、 「 キャリー 」 を彷彿とさせる心の置きどころに困る悲哀たっぷりのオチも最高。 また、ネオンの青と赤の色彩は ダリオ・アルジェント 監督、全体の雰囲気は キューブリック 監督の 「 アイズ・ワイド・シャット 」 、憧れの時代に誘われるは ウディ・アレン 翁の 「 ミッドナイト・イン・パリ 」 と、名監督による名作の名演出のイイとこ取り、オマージュも観ていて楽しくあった。
60 年代のロンドンが当時の若者たちの流行の発信地であったことを初めて知るところとなったのだけれども、風俗やファッション、取り分けて音楽に関してはかなり興味深く惹かれるところが大きくあった。 本作で使われてた楽曲どれも耳にしたことがあり、あらためて聴いてみると現代や 80 年代ともちがうサウンドで、その良さや魅力を再認識させられもすれば、久々に寝際に TOKYO FM の 「 JET STREAM 」 でこの年代の楽曲を聴きたくなってくる。
アニャ・テイラー=ジョイ も トーマシン・マッケンジー どちらも負けず劣らずカワいくてエロくて観ていて最高だった。
日本でまだ無名に近かった 「 ウィッチ 」 を観たときから 「 アニャ・テイラー=ジョイ はイイ! 」 と言い続けてきたオレの先見の明は間違ってはいなかったと今ここに確信。
出番こそ少ないけれども、 テレンス・スタンプ の存在感たるやで、さすがは大ベテランといったところ。
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こんにちは。
怖オモシロかったですよねぇ!
そして流石に風情さん、先見の明がありますねぇ!アニャ・テイラー=ジョイねぇ!良かったですよねぇ!
(だが私は彼女があの老女に成長したことを知り時の流れの残酷さを感じるのだ…)
実は私もちょっとウディ・アレンの「ミッドナイト・イン・パリ」を思い出してしまいました。
どちらにしても夢見るだけじゃ生きられない、という部分もあってね…
投稿: ここなつ | 2021年12月17日 (金) 20時04分
コメント感謝です♪
なんでしょうねぇ、思いのほか目と目がはなれた、いわゆる 【 爬虫類顔 】 っつうんすかね、この手の顔立ちが好みなんかなぁと今さらながらに思う今日この頃です。
「 ウィッチ 」 もそうなんですが、「 マローボーン家の掟 」 や 「 ミスターガラス 」 と個人的に高評価だった作品に出演していたこともあって、余計に贔屓度が上がったってぇやつです。
今になって思うとあの老女の 「 男を入れるな 」 云々でピンと来なかったのが悔やまれます… 普通に昔気質の人で片付けちゃいましたんでね。
現実はビターであってもどうせ夢いるなら、多幸感でいっぱいのスウィートな夢を見たいですし、見続けていたいです♪ (゚▽゚)v
投稿: 風情☭ | 2021年12月18日 (土) 22時17分