ローラとふたりの兄
フランス
ドラマ & コメディ
監督 : ジャン=ポール・ルーヴ
出演 : リュディヴィーヌ・サニエ
ジョゼ・ガルシア
ジャン=ポール・ルーヴ
ラムジー・ベディア
【 物語 】 ( シネマトゥデイ )
フランス・アングレームに住む弁護士のローラには、二人の兄ブノワとピエールがいる。
彼らは毎月一度亡くなった両親の墓前に集まっていたが、ある時二人の兄がけんかをして以来、険悪な雰囲気が漂っていた。
そんな折、ローラは離婚調停の依頼人だったゾエールと恋に落ちる。
ラブコメはあまり得意ではねぇけれども、個人的に去年からここまでフランスのコメディ映画が、いまいちパっとせずが連続していることだし、他に観たい作品も見当たらずなんで、ハードルの高さを気持ち低く設定して、結果オモシロかったで終われれば儲けもんてぇことで、取りあえず観に行ってきた。
相手に思うところもあれば、私生活がはかばかしくないのも手伝って、顔を合わせれば口喧嘩をしてさらに不満を募らせる、それでも必ず揃って両親の墓参りを欠かさなかったりと、なんだかんだ言いながらも困ったときは助けてくれて寄り添い合う、人生の折り返しを迎えた 3 兄妹の悲喜こもごも劇はリアルさと優しさがあり、最後も雨降って地固まるでみんながみんな納まるところに納まっての大団円の終わり方も好きだから思った以上にオモシロい作品だった。
いつも墓地にいるじぃさんと、弟ピエールの元部下の人、ふたりのエピも兄妹の同様に悲と楽にあふれていてホロリとさせられる。
また、長兄ブノワのメガネ屋でのグリーンピース色、ホウレン草色、またはきゅうり色ととかく緑色のフレームをお勧めしてくる行のシュールさが個人的にツボで、久々に劇場で声を出して笑ってしまった。 まぁそんなこんなで、いろいろあって設定値を低く見積もってしまったけれども、結果を見ればハードルをたとえ高く設定したとしても軽く超えて来たってぇところ。
本作の監督さんにして長兄ブノワ役の ジャン=ポール・ルーヴ は最も敬愛する映画監督 ジャン=ピエール・ジュネ 監督の 「 ロング・エンゲージメント 」 にチョイ役で出てたのか、これはイイ機会だから観なおしてみるのもいいな。
片や弟ピエール役の ジョゼ・ガルシア は巷の評価は芳しくなくも個人的にはすげぇオモシロくあった 「 ボン・ボヤージュ ~家族旅行は大暴走~ 」 の親父さん役の俳優さんだったのか。 こっちも観なおしてもいいけど、おそらく今観たらきっとつまんねぇんだろうなぁ。
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