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2021年10月 2日 (土)

コレクティブ 国家の嘘

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 ルーマニア & ルクセンブルク & ドイツ
 ドキュメンタリー
 監督 : アレクサンダー・ナナウ
 出演 : カタリン・トロンタン
      カメリア・ロイウ
      テディ・ウルスレァヌ
      ブラッド・ボイクレスク
 
【 物語 】     ( シネマトゥデイ )
 2015 年 10 月 30 日、ルーマニア・ブカレストのクラブ 「 コレクティブ 」 で火災が発生し、多くの死者と負傷者を出す大惨事となる。
別々の病院に運ばれた負傷者たちは次々に死亡し、最終的に死者数が大幅に増加。 事件に疑問を抱いて調査を開始したスポーツ紙 「 ガゼタ・スポルトゥリロル 」 の編集長は、内部告発者から衝撃の事実を知らされる。
 
 久々となる事件もののドキュメンタリー作品。 事件の顛末もさることながら、今年のアカデミー賞でドキュメンタリーと国際長編の 2 部門にノミネートされているとのことなんで、大きく期待できそうってぇことで、張り切って観に行ってきた。
 
 ルーマニアで起きたライブハウスで 64 名の命が奪われる火災事故を契機に、次々と露見するルーマニア政府と製薬 & 医療機関の腐敗を、新聞記者と棚ぼた式に任命された若き保健省大臣が、事の真相と正そうと奮闘する姿と気概は熱いものを感じられ、また決して表ざたになることのない 【 既得権益 】 というヤバい果実に手を出しているだけによく映画として世に送り出せたなと思わされる。
そんなこんなで、ドキュメンタリーなのに時としてフィクションに思えてきてと、かなり見応えのある作品だった。
 ルーマニアに限らず 【 政治 】 と 【 医療 & 建築 】 の灰色の関係はどこの国でも同じであろう。 ただそれが未だ共産色が強く残り、東欧の中でも経済的に後れをとってりるル-マニアあたりとなれば、そのヤバさは先進国以上じゃあなかろうか。
さらに言えば、【 既得権益 】 の外にいる一般市民の 【 医療 & 建築 】 への 【 無条件の信頼 】 というものをいま一度気づかせてくれたというか、考えさせられたというか… 何にせよ 【 既得権益 】 側ではなく、常に 【 医療を受ける権利 】 側に立って腐敗を正そうと孤軍奮闘する若き大臣の姿に 【 日本の政治家も見習って欲しいものだ! 】 と。
 
 腐敗をすっぱ抜いたことで、身に危険を感じながらも 【 ジャーナリズムが権力に屈したら、権力に国民が虐げられる 】 を標榜に真相を暴こうと奔走する記者の姿に、芸能人の下半身ネタばかりを追う低能雑誌や、田崎のじぃさんのように政権にベッタリの政治記者ばかりの日本の報道の在りかたなどいろいろと考えさせられもすれば、 【 好奇心は猫をも殺す 】 という言葉があるように 【 無関心は人を殺す 】 という言葉もあるようで、国民全員が動かなきゃ何も変わらないのだなぁと。
対岸の火事ではなく、この日本でも起こりえていることだけに何かにつけてザワつかされ、考えさせられる作品だった。

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