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2021年8月15日 (日)

明日に向かって笑え!

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 アルゼンチン
 コメディ & 犯罪 & ドラマ
 監督 : セバスティアン・ボレンステイン
 出演 : リカルド・ダリン
      ルイス・ブランドーニ
      ベロニカ・ジナス
      チノ・ダリン
 
【 物語 】     ( シネマトゥデイ )
 隣人たちとのつながりが深いアルゼンチンの小さな田舎町。 2001 年、元サッカー選手のフェルミンら住民たちは、放置状態の農業施設を復活させるべく皆で貯金を出し合う。 その資金を銀行に預けた翌日、金融危機に見舞われ預金は凍結されてしまう。
さらに混乱につけ込んだ銀行と弁護士に金をだまし取られ、無一文になった彼らは奪われた財産を取り戻すため、ある作戦を立てる。
 
 全編を通してオモシロく、ラストも衝撃だった 09 年に公開されアカデミー賞を外国語映画賞受賞した 「 瞳の奥の秘密 」 の原作者と主演俳優のリカルド・ダリンが再びタッグを組んだことで、再び本国アルゼンチンで大ヒットしたとの情報と痛快犯罪コメディに大きく期待させられるものがあり、公開を楽しみにしていた作品ってぇことで、張り切って観に行ってきた。
 
 片田舎を舞台に金をだまし取られた、働き者、正直者ゆえに何かにつけてバカを見させられるキャラ立ちした連中による、政府や体制、エリート階級といったいわゆる上級国民に対して復讐劇を展開しては、ちんまりとした小規模なものだからスリリングさは素人集団ゆえの杜撰さによる程度のもので、ほのぼの感先行といったところ。
背景にアルゼンチンでおきた銀行預金凍結の深刻な金融危機の出来事があり、軽いコメディと南米特有のお気楽な空気感とは裏腹に思いのほか深刻な事態が描かれていて、この辺のギャップもオモシロい。
 腑に落ちない、言葉足らずのところが多々あれど、「 おしゃれ泥棒 」 から作戦の着想を得るところや、冒頭でほんのちょっとだけ触れられたラジコンカーが終盤でひと役買ったりと作りこまれてもいれば、ラストもファンアジーに寄り過ぎかなぁと思う反面、仲間のひとりがトンズラしたりと妙にリアリティがあったりと、何かにつけてイイ感じに陰と陽のバランスが取れてた印象をうける。
そんなこんなで、愛すべき正直者たちの奮闘劇を最後までオモシロく観ることができた。
 
 主人公のリカルド・ダリンと息子役のチノ・ダリンや本当の親子とのこと。 正直なところこのふたりにはそれほど魅力は感じず…。
参加メンバーのアホ兄弟と、ターゲットにされ最後は泥水の中で悶絶するマンシー弁護士の存在がヨカッタ。
「 アルゼンチンよ、泣かないで 」 と歌詞にあったけれども曲調がまったく違ったから、おそらくマドンナのとは違うクレジットで流れた曲名は ? の本作版 「 Don't Cry For Me Argentina 」 もマドンナ版とはまた違った良さが。

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