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2021年7月25日 (日)

復讐者たち

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 ドイツ & イスラエル
 サスペンス
 監督 : ドロン・パズ
 出演 : アウグスト・ディール
      シルヴィア・フークス
      マイケル・アローニ
      ニコライ・キンスキー
 
【 物語 】     ( シネマトゥデイ )
 1945 年、敗戦直後のドイツ。 ナチスによるホロコーストを生き延びたものの、収容所で散り散りになった妻子をナチスに殺害されたユダヤ人男性のマックス。 絶望のどん底に突き落とされ、激しい復讐心を抱くようになった彼は、ひそかにナチスの残党を私刑として殺害しているユダヤ旅団と行動を共にする。 やがて、さらに過激なユダヤ人組織ナカムの一員となるが、そこで 600 万ものドイツ人を標的にした復讐計画 「 プラン A 」 が動き出しているのを知る。
 
 アウシュヴィッツといった収容所内部、または市井にあってナチスドイツに抵抗したレジスタンスと、戦前戦中のホロコーストの中に置かれたユダヤ人を描いた作品が多くあるけれども、終戦直後のホロコーストを生き延びたユダヤ人と加害者のドイツ人と立場が逆転した状況を描いた作品というものはあまり目にした記憶がねぇし、予告トレーラーからもかなりの緊張感と怖さが伝わってきて、かなりオモシロそうなうえに勉強にもなるってぇことで、張り切って観に行ってきた。
 
 ユダヤ人組織によるナチス関係者だけではなく、民間人をふくむ 600 万のドイツ人を抹殺するを旨とする 「 プラン A 」 なる復讐計画が、存在したことを本作を観るまで全く知るところではなくかったから勉強になった。
 謂れのない一方的な被害を受けた側からすれば、このような想いや感情に至り、実行に移そうとしたる人たちが存在するのも大きく理解できる。 なれど、大義名分はあれど計画を実行すればナチスと同類であって、ただ同じことの繰り返し、それすなわち何も解決しないの思いも強くある。 また史実上、結果として計画は間際で頓挫、相手を同じ目に合わせるのではなく、生き延びて平和に暮らすことが最大の復讐になるという正解に辿り着いた主人公のひとりの姿を観ればホっとする反面、その結果、後にイスラエル建国を経て中東戦争に至り、世界の経済を牛耳るユダヤ人の括りで見るとで、結局なにが正解か解らず、いろいろと複雑な感情がない交ぜに。
 ユダヤ人過激組織ナカムの一員のひとりアンナが、無差別テロによる復讐、子供まで殺してしまうことに呵責を感じ組織から離脱する姿に、この辺はやっぱり女性、取り分けて母ならではの優しさや理性というものが感じられてヨカッタ。 オレだったらいろいろ思うところがありながらも、一時の感情に流されて実行しちゃいそうな気もするし、ヘタレだからケツまくって逃げ出しそうでもあるし… 。
まぁ、要は復讐した先に何があるかが解ればだろうなぁ。
 
 マックス役のアウグスト・ディールなる俳優さんだけれども、どこかで観た覚えがあったんで調べてみれば 「 ヒトラーの贋札 」 に出演してたらしい。 そして仲間のアンナ役のシルヴィア・フークスなる女優さんは「 鑑定士と顔のない依頼人 」 「 ブレードランナー 2049 」 に出演していたらしいのだけれども、まったくもって記憶に 【 ない 】 。
ここ数年来の俳優さんの顔を覚えられない症状というか、効果… じゃあねぇな… とにかくその辺のことが顕著だよ。

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