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2021年6月19日 (土)

ベル・エポックでもう一度

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 フランス
 ドラマ & コメディ
 監督 : ニコラ・ブドス
 出演 : ダニエル・オートゥイユ
      ギヨーム・カネ
      ドリヤ・ティリエ
      ファニー・アルダン
 
【 物語 】     ( シネマトゥデイ )
 元売れっ子イラストレーターのヴィクトルは社会の変化になじめず仕事を失い、妻のマリアンヌにも見放されてしまう。
そんな彼を励まそうとした息子は、戻りたい過去を映画セットで再現する 「 タイムトラベルサービス 」 をプレゼント。
希望の日時を申し込んだヴィクトルは思い出のカフェで運命の女性と 「 再会 」 し、夢のようなひとときを過ごす。
輝かしい日々の再体験に感動した彼はサービスを延長すべく、妻に内緒で唯一の財産である別荘を売り払ってしまう。
 
 本国フランでもヒットし、セザール賞で脚本賞をふくむ三部門で受賞したとあれば、これだけで劇場に足を運ぶ理由としては十分ではあるだけれども、ストーリー解説を読む限りでは、好きな作品のひとつでもある是枝裕和監督の 「 ワンダフルライフ 」 や 「 トゥルーマン・ショー 」 ぽさを感じられたりするもんだからさらに興味を刺激されるところだし、主演のダニエル・オートゥイユも久々と、とにもかくにも劇場に足を運ぶ理由が多々ってぇことで、張り切って観に行ってきた。
 
 その人が行きたい時代に疑似タイムスリップし、なりたい人物を疑似体験という設定は上記の 2 作品だけではなく、 「 ウェスト・ワールド 」 や ウディ・アレン翁の 「 ミッドナイト・イン・パリ 」 とそれぞれ似て非なるものだけれども、思いのほか似たような設定のものが多々あることに気づく。 それはそれとして、虚構と現実、そのふたつの世界で繰り広げられる老いらくのロマンス譚、次第にその境界が曖昧になってきて混乱してくるあたりはヨカッタんだけれども、サービスを仕切る脚本家と女優のカップルのロマンス譚も絡んでくるともうワケが解らなくなってくる。 話を二本軸にしたことで、何だかんだとゴチャゴチャしてしまいまとまりに欠ける。
 そろぞれ価値観も違えば歩むスピードも違う、何時しかそのことを忘れ手前ぇの価値観を相手に押し付け、終いには噛みつくも、紆余曲折を経て最後は相手のペースに合わせることに気づいて、反省してハッピーエンドは、なんら問題がないのだけれども、主人公ヴィクトルと妻マリアンヌのどちらに問題があるのかの焦点が中盤以降からボヤけてる ( 結果、喧嘩両成敗なんだけどね ) 印象を受けるし、何より脚本家アントワーヌの言動がサイコパスだから興を大きくそがれる… 設定や絵面なんかはヨカッタ 【 のに 】 ってぇ感じ。
 
 以前と比べてフランス映画を観る機会が減ってきたこともあってか、ダニエル・オートゥイユの姿を観るのも久々。
それ故か 「 おじぃちゃんになったなぁと…。 」 と思ったら 71 歳とのこと。 そら~おじぃちゃんだわな。

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