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2021年6月13日 (日)

アフリカン・カンフー・ナチス

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 ガーナ & ドイツ & 日本
 コメディ & アクション
 監督 : ゼバスチャン・スタイン
 出演 : エリーシャ・オキエレ
      マルスエル・ホッペ
      秋元義人
      セバスチャン・スタイン
 
【 物語 】     ( シネマトゥデイ )
 第 2 次世界大戦後、ヒトラーと東條英機は、ガーナに落ちのびる。彼らは現地を制圧し、空手と魔術的パワーを持つ日独同盟旗 「 血塗れの党旗 」 を用いて地元の人々を新たな人種 “ ガーナ・アーリア人 ” として洗脳する。
圧政が続く中、カンフー道場をヒトラーたちにつぶされ、恋人まで奪われたアデーは、リベンジのため最強のカンフーを体得しようとする。
 
 「 アイアン・スカイ 」 みたいに月の裏側で帝国再建といったとんでも設定のヒトラー生き延びていた作品があるなか、今度は 【 ガーナのジョージ・ルーカス 】 と称される監督さんもまたぶっとんだ設定のヒトラー作品を撮り、かなり話題になっているとのことなんで、こいつは観なけりゃの思いに。 すでにネットで公開されているみたいで、観ようと思えば観られるのだろうけれども、マニアの殿堂 シネパトスやシアター N 渋谷が閉館して久しい今、この手の作品を劇場で観る機会がなくなってしまったんで、ここは是が非でも劇場でってぇことで、張り切って観に行ってきた。
 
 ヒトラーをディフォルメしてコメディの媒体として使用することは多々あれど、東条英機をこういった感じでイジくり倒した作品はおそらく本作が初めてのことじゃあなかろうかと。 それはそれとして、終始おバカに徹しているワケではなく、「 酔拳 」 をはじめとする功夫映画の名作の要素をふんだんに採り入れた展開は、確かに極めてユルくはあるけれども、思いのほかしっかりとしたもので、後半はきっとダレるであろうの予想に反して、最後までオモシロ、可笑しく観ることができた。
 功夫のシーンは本場香港と比べりゃあ確かに見劣りするのは否めない… 否めないけれども、アフリカ人特有の高い身体能力によるアクションシーンは目を奪われるものがあるし、インチキ功夫も見慣れてくると不思議とそれらしく見えてくるからオモシロい。
また 【 黒人版 袁小田 】 を登場させるあたりに監督さん功夫映画愛の熱量を感じる。
まぁそんなこんなで、とんでも設定炸裂以外は取り立てて語るところのない、愛すべきおバカ映画。
 
 渋谷の劇場で観たのだけれども、観た回の運が悪かったのか… これも何かの諸事情が理由でしてないこともあるあから一概に文句を言えねぇところではあるんだけれども上映中マスクしてねぇ奴がいるわ、公開にともない軽いお祭り騒ぎの空気感もあってか? 妙にテンションが高くなっちゃってて、何かにつけて 「 ~かよ! 」 と声を出してツッコむ輩がいたりと、せかっくのオモシロい作品もこいつらのせいで興ざめさせられることがしばしば… 鉄ヲタの一部の 撮り鉄のマナーの悪さが取り沙汰されてるように、映画ヲタの一部も似たようなもんだよなぁ。 楽しみ方は人それぞれでも最低限のマナーは守ろうぜ! ホント、勘弁してほしいざますよ…。

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