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2021年6月27日 (日)

RUN / ラン

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 アメリカ
 サスペンス
 監督 : アニーシュ・チャガンティ
 出演 : サラ・ポールソン
      キーラ・アレン
      パット・ヒーリー
      セーラ・ソーン
 
【 物語 】     ( シネマトゥデイ )
 生まれつきの病気で車椅子生活を送る 17 歳のクロエは、大学への進学を望んでおり、自立しようと頑張っていた。
そんな中、自身の体調や食事を細やかに気遣い、進学の夢を後押しする母親ダイアンが差し出す薬が危険なものであることを知り、彼女は母に不信感を抱く。 クロエは過剰なまでに自分を管理するダイアンから逃れようとするが、その先には想像を絶する試練と、思いも寄らぬ事実が待ち受けていた。
 
 今の時代を反映した新しいサスペンスの形と感心させられた 「search / サーチ」 のアニーシュ・チャガンティ監督の最新作が公開。
今回のあるときふと親、医薬品と無条件で信頼するものに疑念を感じたとき? のシチュエーションの怖さや不安がどれほどのものかを楽しみたくあるし、すこぶる興味があるところなんで、張り切って観に行ってきた。
 
 何でも実際に起きた事件をベースにしているらしい。 それ故かどうかは 「 ? 」 として、何にせよ真相は 「 まぁ、そんな感じだろうなぁ。 」 程度。 なれど、前作 「search / サーチ」 は体は動くけれども、動かずともネットや SNS と画面上で全てのことが出来たの 【 静 】 に対し、本作は体の自由が利かないうえにネットや SNS が使えない状況ゆえ動かざる得ないの 【 動 】 と、真逆の設定がものすげぇオモシロい。 それにテンポも良ければ、スリリングさも途切れずの終始不穏な怖さのある作品だった。
 偽薬を服用させ筋肉を弛緩させることで、クロエに足の自由が利かないと思い込ませ、行動を制限する。 でも実際は足が動くの演出から鑑みるに、クロエが抱える喘息や糖尿病そして不整脈も、実際は罹患していない。 偽薬によるノーシーボ効果であって、テンパったときに出る喘息の症状なんかも、実際はパニック障害によるものなのか? といろいろと推察することができ心底怖い。
 キャッチコピーなんかで 「 毒親 」 というワードを強調していることに疑問を感じなくも… まぁ確かに毒親であることに間違いはなしも本作とはニュアンスがだいぶズレている気がしなくも。
 
 クロエ役のキーラ・アレンなる女優さんは実際に車いす使用者とのこと。 屋根の上を匍匐前進したり、階段を転げ落ちたりと、よくここまで体を張ったものだと感心するばかり。 でも今の世は専用に改造した車いすでハーフパイプをやったり、オフロードのダウンヒルをやったりと、昔と感覚が変わってきてるからねぇ。 聴覚が不自由なミリセント・シモンズ同様に人種や肌の色だけじゃない多様性も必要だし、こういった人たちが出演することでまた物語や設定に幅が出てオモシロくなることだろう。

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コメント

風情♪さん、こんにちは。
「病は気から」とはよく言ったもんですねぇ。
「毒親」というキャッチフレーズは私もどうかと思いますが
この母親は過ちを重ね過ぎましたよね。
母親よりもクロエを信じて彼女の意見を尊重してくれたあの男性の態度に
惚れ惚れしました。
なのに・・・。

アニーシュ・チャガンティ監督、次回作は一体どんな設定にチャレンジするのか
楽しみですね。

コメント感謝です♪

まぁ 「 毒親 」 であることに間違いはねぇんですが、巷とここで使われているものでは意味合いが若干ズレてるように思えてしかたがねぇです。
にしても物語自体は目新しくはないものの、前作とは真逆の設定というだけで、こうもオモシロく感じられるものなのかと思わされました。 てか全てにおいて作りが巧いんでしょうね。
次回作はハードルが今以上に高くなること必至ですね♪ (゚▽゚)v

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