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2021年3月27日 (土)

テスラ エジソンが恐れた天才

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 アメリカ
 ドラマ & 伝記
 監督 : マイケル・アルメレイダ
 出演 : イーサン・ホーク
      イヴ・ヒューソン
      カイル・マクラクラン
      ルーシー・ウォルターズ
 
【 物語 】     ( シネマトゥデイ )
 1884 年にアメリカに渡り、憧れていた発明家トーマス・エジソンのもとで働くニコラ・テスラ。
しかし、交流電流を支持していた彼は、直流電流の方が優れているとするエジソンと対立して決別する。 独立した彼は実業家ウェスティングハウスと手を結び、シカゴ万国博覧会で交流電流の優位性を証明して電流をめぐるエジソンとの戦いに勝利。
やがて大財閥 J・P・モルガンの娘と接するようになり、モルガンの資金を得て無線の実現にチャレンジする。
 
 数いる国内外の偉人の中で一番のご贔屓としている、あの発明王エジソンがライバル視した、天才にして奇人のニコラ・テスラの半生を描いた本作がついに公開! ニューヨークを危うく壊滅させるところだった壮大な実験の顛末譚から、都市伝説化している 「 フィラデルフィア計画 」 と、まるでマンガに出てくるマッドサイエンティストのような人物で、どこを切り取ってもネタには事欠いから絶対的にオモシロいに違いないことと思う。
そんなワケで、今シーズン公開をいちばん楽しみにしていた作品ということで、張り切って観に行ってきた。
 
 実業家 J・P・モルガンの娘をストーリテラーとして現代風の語り口調 で、ニコラ・テスラの人となりと偉業を紹介するつくり ( 「 知ってるつもり 」 のようなドキュメント的な感じ ) は一風変わってもいれば、もしああしていたならの 「 if 」 的な演出がいくつか見受けられたりしてオモシロくはあるんだけれども、史実だから仕方のないところとしても、奇人とも称される人物像のワリには思いのほか抑揚のないフラットなつくりで、それ以下でもなければ、それ以上でもなく、これなら新戸雅章氏の 「 発明超人 ニコラ・テスラ 」 を読む方が断然オモシロくあるなぁと。
 とはいうものの、電流戦争におけるエジソンのネガィブキャンペの様相やコロラドでの放電実験、そして大好きなウォーデンクリフ・タワーとオモシロいエピの詰め合わせを集中して観られたことは楽しくあったし、 100 年ほど前にすでにスマホの基本形を頭に思い描いていたりと先を行き過ぎた天才ぶりに今あらためて驚かされる。
また、箍がハズれはじめて 【 殺人光線 】 を口にし始める不安定さ、奇人の片鱗をうかがわせるエピなんかは 「 エジソンズ・ゲーム 」 ではスルーされてた ( まぁこっちはエジソンが主役だったからね…。 ) んで観られてヨカッタ。
背景が書き割りであったり、ラストでニコラ・テスラ役のイーサン・ホークが、ティアーズ・フォー・フィアーズの名曲 「 Everybody Wants To Rule The World 」 をカラオケで歌い上げるといった謎の演出があったりと、自由度が高いというか、遊びすぎというか、ワリと攻めてる感のあった数々の演出はオモシロくあった。
 
 イーサン・ホークの何を考えているのかよく解らない雰囲気がヨカッタのに、最後のあのカラオケのシーンのインパクトがあまりにもデカ過ぎて、そこの印象しか残ってないってぇのが本音… もったいない…。
久々の拝顔となったクーパー捜査官… もといカイル・マクラクランだけれどもイイ感じにエジソンに似ててビックリ。
アン・モルガン役のイヴ・ヒューソンが、あの U2 のボーカルのボノの娘だったのにはさらにビックリ。

 

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