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2021年2月13日 (土)

私は確信する

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 フランス & ベルギー
 ミステリー & サスペンス & ドラマ
 監督 : アントワーヌ・ランボー
 出演 : マリナ・フォイス
      オリヴィエ・グルメ
      ローラン・リュカ
      フィリップ・ウシャン
 
【 物語 】     ( シネマトゥデイ )
 3 人の子供たちを残して行方不明になった妻スザンヌ・ヴィギエの殺害容疑で、夫である大学教授のジャックが起訴される。
彼の無実を信じるシングルマザーのノラは、腕利きの弁護士デュポン=モレッティに弁護を直訴し、自らアシスタントとなって事件の調査を開始。 刑事、ベビーシッター、スザンヌの愛人らの証言はそれぞれに食い違い、やがて新たな疑惑と真実が浮かび上がる。
 
 2000 年にフランスで実際に起きたヒッチコック狂による完全犯罪として世間を騒がせた未解決事件の 「 ヴィギエ事件 」 がベースとなっているようで、実録犯罪が好物なオレとしては食指が伸びないワケもなしのところへ持ってきて、これまた好物の法廷劇も織り込まれてとあっては、さらに食指が 2~3 倍にも伸びようってぇもの。
そんなワケで事件への興味、捜査過程と法廷劇それぞれ違った緊張感を楽しめればと思い張り切って観に行ってきた。
 
 「 ヴィギエ事件 」 の真相等をどうこう言っているのではなく、裁判官も陪審員ともども判決を下す際、メディアによる印象操作や社会の風潮 ( 松本サリン事件や香川・坂出 3 人殺害事件が好例 ) に我知らずのうちに流されることなく、法の精神やら原則を守りながらどれだけニュートラルな目線で判断が下させるかの難しいテーマを描いていて、期待した以上に見応えがあった。
また、「 自分たちがやらねばならないことは真犯人を見つけることではなく、現容疑者を無罪に持ち込むこと 」 と、徹底して弁護士の立ち位置のモレッティ弁護士の存在が、容疑者の無実を確信して調査に邁進する主人公ノラの懸命な姿を観るとどうしても彼女同様の思考になりがちになるところを、ニュートラルな位置に引き戻してくれる作りが実に巧くあったなぁと。
 にしても捜査機関、つまり警察ってぇのはどこの国も 【 人権 】 よりも 【 組織の面子 】 の方を優先するもんなんかねぇ… 。
そもそもからしてこの事件、捜査ミスと遺体も証拠もなしとどう見てもなところを、ある程度の面子を保つために巧みな印象操作だけで、有罪に持ち込もッて行こうとするやり口の怖さと言ったらだよ。
捜査過程で 200 時間以上におよぶ通話記録をぜんぜん知らべていないというのは、多少の誇張とはいえさすがに杜撰すぎ… まぁ、それでもほぼほぼ通話記録の文字起こしのみで新たな真実を明るみ出していく様は新しくあってオモシロくあった。
 
 モレッティ弁護士役のオリヴィエ・グルメなる俳優さんは何年か前に観た 「 午後 8 時の訪問者 」 に、そして容疑者のヴィギエ役のローラン・リュカは同様に何年か前に観た 「 RAW 少女のめざめ 」 に出演していたらしいんだけれども、両氏ともまったくもって記憶にない… ホント、最近マジで海外の俳優さんの顔と名前を覚えられない…。

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