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2020年12月 5日 (土)

バクラウ 地図から消された村

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 ブラジル & フランス
 アクション & ミステリー & ホラー
 監督 : クレーベル・メンドーサ・フィーリョ
 出演 : ソニア・ブラガ
      ウド・キア
      バルバラ・コーレン
      トーマス・アキーノ
 
【 物語 】     ( シネマトゥデイ )
 テレサは村の長老カルメリータが亡くなったことを受けて、故郷の村バクラウに戻ってくる。
しかしその日以降、インターネットの地図上から村が消え、謎の飛行物体が上空に出現し、村の命ともいえる給水車のタンクが銃撃を受けるなど、村では異変が続発。やがて村外れで村人が殺害され、それまでほとんど見かけなかったよそ者の来訪によって、村は血なまぐさい暴力の渦に巻き込まれていく。
 
 地図から消滅、UFOに虐殺事件と、何でもありのてんこ盛りは予告トレーラーにあった通り 「 見事なまでに狂っている 」 と思わざるを得ない。 今年はハリウッド系の娯楽大作が、コロナ禍の影響でことごとく公開延期の憂き目にあっていて貶しイジリたおすことが出来ていないこと、何よりこういうぶっ飛んだ設定の作品に触れられていないフラストレーションが溜まっていてということで、その辺全てを解消すべく張り切って観に行ってきた。
 
 某レビューサイトを読んでみると、本作はブラジルが抱える社会問題をぶっ飛んだ設定をぶち込んで寓話化したものらしく、それ故かなり評判がイイ。 前半中盤は冗長、終盤は一気呵成のつくりは、スティーヴン・キングの長編小説を読んでる感じで、確かに決してつまらなくはなかったけれども何を比喩し、寓話化したのかが掴めなかったこともあって、巷の高評価ほどには…といったところ。
 それなりの結果となってしまったけれども、一貫して誰が主人公だったのか判らないうえに紙一重の村人たちの濃いキャラ設定、80 年代あたりの B 級アクション映画のオープニングを思わせるような緊張感のないスコア、ゴア描写、とそれなりに惹かれる点がいくつか。 ただ、ただひとつだけ UFO の正体だけは 「 何じゃそりゃ!? 」 で、頂けないというか何というかで未だに納得しかねる…あ、あと人は撃ち殺してもイイけど、ワンコを撃つのは絶対的に勘弁…。
 
 よくよく考えてみりゃカンヌ国際映画祭で、審査員賞を受賞するような作品なのだから、ぶっ飛んだ設定一本鎗のお手軽な作品であろうはずがねぇわな。 要はそもそもからして作品に対して挑む姿勢が間違っていたってぇやつなのだろう。

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