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2020年12月26日 (土)

声優夫婦の甘くない生活

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 イスラエル
 コメディ & &ドラマ
 監督 : エフゲニー・ルーマン
 出演 : ヴラディミール・フリードマン
      マリア・ベルキン
      アレキサンダー・センドロビッチ
      エヴェリン・ハゴエル
 
【 物語 】     ( シネマトゥデイ )
 1990 年にソ連からイスラエルにやって来た移民のヴィクトルとラヤの夫婦。映画の吹き替えの仕事をしていた 2 人だが、イスラエルでは声優の需要がなかった。 妻のラヤはテレフォンセックスの仕事に就くが、夫のヴィクトルには内緒にしていた。
ヴィクトルもまた、違法な海賊版レンタルビデオの声優の仕事を始めも、秘密が明らかになったことをきっかけに、互いの本音が爆発する。
 
 映画、イスラエル、そして何より海外の 【 声優さん事情 】 と、気になる素材が揃っていることと、作風も大好物のホッコリ系のコメディとあって気になっていた作品。 それに大きくハズレることもなさそうだし、コロナ禍の影響で大満足といかなかった今年の映画ライフをせめて心地よく笑って締めくくりてぇの想いもあり。 そんなワケで張り切って観に行ってきた。
 
 監督さんの映画やフェデリコ・フェリーニ監督に対する愛の深さを表現するために 【 声優 】 を媒体としたのは理解できるも、声優と謳いながらその職業の特色がほとんど描かれていない…吹き替えた映画の登場人物を借りてラヤの心の声を代弁するみたいな演出もなければ、声を活かしたところといえばラヤのテレクラでのバイトくらいなもので、声優という括りが果たして必要だったのか? と思わなくも。
 と思うことは多々あれど、亭主関白を気取るヴィクトルの何事も手前ぇの思い通りに事が運べば満足 = 奥さんのラヤも満足という熟年夫婦の思い違いや心のすれ違いの心模様なんかはリアリティがあってヨカッタし、不器用なヴィクトルがラヤの気持ちを取り戻すためにあたふたと奮闘する姿は微笑ましくある以外、これといって強く惹かれるものはないものの、安牌のオモシロさと心穏やかに観られたりと、予想通り大きくハズれることのない、シーズン〆括りに打ってつけの作品。
 
 ソ連の熟年ユダヤ人声優夫婦が移住したイスラエルでも以前と同じ声優の職に就こうと思うも、事は思うように運ばず…。
という設定だから 「 甘くない生活 」 としたのは十分に解る。 またたびたび引用されるフェデリコ・フェリーニ監督作品のひとつ 「 甘い生活 」 にも巧く掛けてあし、何より原題である 「 ゴールデン・ボイス 」 の意味合いがよく解らんかったんで、今回に限ってはこの邦題は大正解であったなぁと。
 
 20 年シーズンの劇場鑑賞は本作をもって打ち止め。 キレイに 〆ることが出来てヨカッタ、ヨカッタ。
まぁ、そんなワケで来年も素晴らしい映画とキレイなトイレに行き当たるとイイですな♪

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