« 酔うと化け物になる父がつらい | トップページ | 銭湯潮流 【 友の湯 : 江戸川区 】 »

2020年3月14日 (土)

ビッグ・リトル・ファーム 理想の暮らしのつくり方

370651_02_01_02
 アメリカ
 ドキュメンタリー
 監督 : ジョン・チェスター
 出演 : ジョン・チェスター
      モリー・チェスター
      
      
 
【 物語 】     ( シネマトゥデイ )
 映画制作者のジョンと料理家のモリー夫妻は、殺処分寸前だった犬のトッドとロサンゼルスのアパートで暮らしていたが、トッドの鳴き声が原因で追い出されてしまう。
そこで彼らは、本当に体にいい食べ物を育てるために農場を立ち上げることに決め、愛犬と共に郊外に移住する。
 
 面倒くさがりで、都心暮らしから離れられないオレでも多分に漏れず、大自然の中でカワイイ動物たちに囲まれて作物を育て、物を作りの 「 どうぶつの森 」 的生活に、少なからず憧れるところがあることもあって、リアル 「 どうぶつの森 」 または 「 DASH村 」の本作に大きく惹かれ期待させられるということで、張り切って観に行ってきた。
 
 実際のところ、チェスター夫妻のような生活をしてみてぇと思い、試しに休暇で 2~3 日の農業体験したとしてもオレを含めた大半の人が、 「 思った以上にツラい 」 とか 「 早く東京に帰りてぇ 」 と、早々に音を上げるのが関の山じゃあなかろうか…。
都市部での生活を捨て、田舎で日々自然と命を相手にするこのようなライフスタイルは憧れや、興味本位の生半可な気持ちで飛びつくと、どエライ目に合うこと必至で、余程の覚悟を持っていなきゃ到底できることではなしをあらためて思い知らされる。
 チェスター夫妻と仲間たちが、基本と観察するを旨としてエコシステムを構築し、後に 「 息をのむほどに美しい農場 」 と称される究極のオーガニック農場を作り上げていく8年間の苦労譚は、映像から伝わってくる以上の苦労を重ねたことに違いない。
その歳月の中で描かれる人間と動植物の多様性と共生、自然がもたらす厳しさと恩恵、そして命のサイクルは美しくあると同時に時に残酷。 これらすべてが、共生する理想郷 … 本来あるべき姿を目指した壮大なプロジェクトと紡がれる物語にただただ感動。
「 心地良い不調和が調和を生み出した 」 のフレーズが心地よく響く。
 
 監督で農場主のジョン・チェスター氏は元は動物ドキュメンタリーのカメラマンさんとのこのことだけあって、農場に住まう動物の撮りかたが実に巧く、観ていて心が躍る。 本作のアイドル的存在だったブタのエマの可愛さは抜群。
時として、命を奪わなくてはならいな時、最後まで見せない配慮がなされていて、この辺が苦手なオレにとっては大いに助かる…。

« 酔うと化け物になる父がつらい | トップページ | 銭湯潮流 【 友の湯 : 江戸川区 】 »

劇場公開」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« 酔うと化け物になる父がつらい | トップページ | 銭湯潮流 【 友の湯 : 江戸川区 】 »