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2020年3月 8日 (日)

酔うと化け物になる父がつらい

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 日本
 ドラマ
 監督 : 片桐健滋
 出演 : 松本穂香
       渋川清彦
       今泉佑唯
       ともさかりえ
 
【 物語 】     ( シネマトゥデイ )
 田所サキの父親トシフミは無口で小心者だが酒に酔うと化け物のように変わり、母親は新興宗教にはまっていた。
そんな家庭で育ったサキは心を閉ざすようになるが、明るい妹や親友に支えられながら、家庭の崩壊を漫画に描くことで笑い話にしていた。 ある日、父に病気が見つかる。
 
 最近、お気に入りの名バイプレイヤー渋川清彦が主演はもちろんとして、18年の個人的ベストムービーのトップ10 にランクインさせた 「 ルームロンダリング 」 以来2作目となる片桐健滋監督とのコンビ作に期待させるものが大きくあったんで、公開を楽しみにして作品ということで、張り切って観に行ってきた。
 
 飲んだくれの親父さんの醜態と日常をオモシロ可笑しく描いているも、その実タイトルにある通り酒をやめられずアル中の気があり、そんな父に愛想をつかし新興宗教にハマり、挙句はの母と、語られているひつひとつのエピはどれもヘビーな内容。
そんな年がら年中酔っている親父さんを疎ましく、憎く思っている娘が最後に親父さんなりの愛の形を知るを観ると、普通の家庭のあり方からすると、この家族は歪なんだろうけれど、歪で壊れかけなりに家族、愛の形を成しているってぇことなのだろう。
 この辺はよくその辺に転がってる話として解らんでもないけれども、親父さんの友人3人組の無節操をはじめ、暴力を振るう彼氏と先日の 「 屋根裏の殺人鬼 フリッツ ・ ホンカ 」 同様に酒を 【 呑む 】 ではなく 【 呑まれてる 】 連中の実態や 「 呑まなきゃヤってられねぇ 」 の屁理屈というか弁解を観させられてるいるという感覚で、ストーリー自体は悪くはないのにこれらのせいで、不快さが先行しハマり切れず…まぁ、そう思ってしまうのも手前ぇが、下戸ゆえに酒飲みの心情というのが解らんせいもあるかも知れん…。
何にせよ、 【 酒 】 と 【 宗教 】 は嗜む程度で、深くハマったらダメよってぇところだわな。
 
 親父さん役の渋川清彦は、劇中ほとんど酔いつぶれているんだけれども、会社で素面時に見せるマジメな姿と、飲んだくれる手前ぇを情けなく思っているショボくれ感と裏と表の表情の演技がホントに巧いと思わされた。
冒頭での日本ハムファイターズがオレンジ色のユニフォームになる前の時代の日本ハムの野球帽のセンスがマジ渋い!
娘のサキ役の松本穂香もヨカッタけど、妹の今泉佑唯がカワイくて気になったんで調べてみらたら、乃木坂ちゃんと同じ坂道シリーズの元欅坂の子とのこと。 インプットしておこう。

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