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2020年2月 1日 (土)

ナイブズ・アウト / 名探偵と刃の館の秘密

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 アメリカ
 ミステリー & 犯罪 & コメディ
 監督 : ライアン・ジョンソン
 出演 : ダニエル・クレイグ
       クリス・エヴァンス
       ジェイミー・リー・カーティス
       クリストファー・プラマー
 
【 物語 】     ( シネマトゥデイ )
 85歳の誕生日を迎えた世界的ミステリー作家のハーラン・スロンビーが、その翌日に遺体で見つかる。
名探偵のブノワ・ブランは、匿名の依頼を受けて刑事と一緒に屋敷に出向く。
ブランは殺人ではないかと考え、騒然とする家族を尻目に捜査を始める。
 
 個人的にダニエル・クレイグ主演のコメディをあまり観た記憶がないことから、十分以上に魅力的なところに持ってきて、豪華なキャスティングによる本格群像ミステリーに漠然とだけど、今は亡きロバート・アルトマン監督の趣やオモシロさを期待できそうな気がしなくも。 そしてミステリー作品の醍醐味である、犯人と手口をズバっと看破すべく張り切って観に行ってきた。
 
 本格ミステリーでありながら倒叙ミステリーの趣もあり、現代が舞台でありながらクラシカルな雰囲気、重厚 & 静謐なつくりかと思えば随所で笑いありの軽いノリと、何かにつけて 【 対義 】 とでも言ったらイイのか? 一風変わったつくりに目新しさを感じる。
アガサ・クリスティーに捧ぐとあるだけあって 、 「 ブノワ・ブラン 」 と名前をフランス語圏の名前としてる辺りにポワロをモチーフとしているのが窺えたりと、練られた背景や設定も事件の真相同様にオモシロく、期待した以上に見応えがあった。
 アメリカにおける保守 & 右派思想と移民問題をも描いていたりもするれば、立場が180°逆転しているラストを観ると、現状と今後のアメリカの姿を見るような皮肉さは一筋縄ではといった感じで、アカデミー賞の脚本賞にノミネートされているのも何となく解る気がする。 ブノワの名探偵たる所以がイマイチ伝わってはこなかったけれども、チームを組むこととなる数少ないまともなキャラだったエリオット警部補と、何かにつけてサブカルの知識を披露してくる人の好さげなワグナー巡査の警察コンビの存在は、他のキャラに負けず劣らずイイ味を出していて観ていて楽しく、もっと活躍してほしくもあった。
 
 ジェイミー・リー・カーティスにドン・ジョンソンと、姿を目にしただけではなく、その名前も久々に耳にした感じがする。
それだけに何かスゲェ歳取ったなぁと…そういう意味では、御大クリストファー・プラマーは 91歳で未だ現役って。 しかもここ10年で幾度となくアカデミー賞ノミネートされ、果ては受賞ってスゲェな。 クリント・イーストウッド、ウディ・アレン、と元気なじぃさんばっかだな♪ じぃさんたちにはまだまだ楽しませてもらいたいものである。

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コメント

こんにちは。本作、本当に面白くて、結末が判っている今でももう一度鑑賞いたくなる程です。
ストーリーや構成もさることながら、役者が良かったですよね~。
そうそう、クリストファー・プラマーの年齢には、私も驚きですよ!彼に「この青二才が」とか言われたら、ひれ伏してしまいそう…

風情♪さん、こんにちは。
ご存知の通りほとんど爆睡だったので映画について語ることはできないのですが
おっしゃるとおりジェイミー・リー・カーティスにドン・ジョンソンとあらーっ!なネーミングが並ぶ
なんというか豪華なキャスティングでした。
ドン・ジョンソンは相も変わらずチープに甘い2枚目顔でした。(笑)

コメント感謝です♪

ここなつ様
全体的なつくりは軽重、陰陽、新古、キャスティングも超ベテランから今後の活躍を期待させる若手と、
すべてにおいて対義の趣が感じられるオモシロい作品でした。
91歳にしていまだ現役、大御所のドン・ジョンソンですら青二才ぽく感じられちゃうから、その格の違いってぇのもホントすごいですよね♪ (゚▽゚)v


sabunori様
最近では拝顔する機会が減ってしまったこともあって、ジェイミー・リー・カーティス & ドン・ジョンソンの名前を知らいな人たちも多いだろうけど、80~90年代前半組としては懐かしさも手伝って、ここだけでも観たい!と、思いのほか反応してしまいました。

>ドン・ジョンソンは相も変わらずチープに甘い2枚目

さしずめ、石田純一ってぇところでしょうか? (*゚∀゚)=3

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