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2020年1月25日 (土)

キャッツ

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 アメリカ
 ミュージカル
 監督 : トム・フーパー
 出演 : ジェームズ・コーデン
       ジュディ・デンチ
       ジェイソン・デルーロ
       イドリス・エルバ
 
【 物語 】     ( シネマトゥデイ )
 空に満月が昇ったある晩、ロンドンの一角にあるゴミ捨て場には個性あふれる “ ジェリクルキャッツ ” が集う。
それは生涯にたった一度、新しい人生を始めることができる一匹の猫が選出される特別な舞踏会が催される夜だった。
 
 一時期、劇団四季の 「 キャッツ 」 を年に5 公演くらい観劇するくらいにどハマりした過去があるだけに、本作の映画化における期待値はかなりのものである半面、好きなのはロンドンやブロードウェイ版ではなく、あくまで 【 劇団四季版 】 であること、スクリーンで観るのではなく舞台で観てこそ、と何かにつけて思い入れが強くあるがゆえに期待と不安が半々というのが正直なところ。
何にせよ観ることに変わりなしということで、張り切って観に行ってきた。
 
 いちばんのお気に入りキャラである鉄道猫スキンブルシャンクスのパートで、ガラクタを集めて機関車を形作るところや、手品猫ミストフェリーズの連続高速ターンと大きな見せ場が、いくつかカットされているかと思えば、本作のために書き下ろされたのか? 欧米版には組み込まれてるのかは知らんけど、 「美しいゴースト」 なる楽曲が追加されていてと、いろいろ足し算引き算がなされていているあたりは、差別化をはかる意味で仕方のないことと解ってはいても、舞台版が好きな者の目線から言わせてもらうと、不満に思うところの方が大きくある。 そもそもからして猫の自己紹介を歌と踊りで見せてるだけで、ストーリーはほぼゼロに近いから映画化すること自体、端からムリがあったのやも知れない。
 それでもやっぱり、「 オーヴァーチュア 」 から 「 ジェリクルソング 」 への流れと、閑話休題的なエピの 「 ジェリクル舞踏会 」 でのダンスシーンの高揚感と、娼婦猫グリザベラが 「 メモリー 」 を歌い上げるシーンの感動は舞台版と何ら変わるところはなかったんでこの辺は大満足。 ただ、その 「 メモリー 」 のサビの歌詞の 「 私を触って、思い出をなんちゃら~♪ 」 は素直に訳しただけなんだろうけど、劇団四季版の 「 お願い私を触って、私を抱いて~♪ 」 と比べると、グリザベラの孤独や悲しみといった情感が圧倒的に薄かったのがね…そんなこんなで 【 やっぱり本作は舞台で観てこそ 】 を改めて強く感じられたといったところ。
 
舞踏会のシーンでカポエイラぽいダンスを踊る双子の猫に 「 もしかして、レ・ツインズじゃね? 」 と思ったんで、クレジット時に確認してみれば、かなり大きな字で紹介されていた。 あれだけのダンススキルを持ってんだから、もっと露出させてもと思ったけど、ミュージカルだから歌唱力も伴ってなけりゃだし、まぁ正直なところ話題性ってぇだけなんだろうけどね。

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