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2019年12月21日 (土)

ぼくらの7日間戦争

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 日本
 アニメ & ドラマ & 青春
 監督 : 村野佑太
 出演 : ( 声の出演 )
      北村匠海
      芳根京子
      宮沢りえ
 
【 物語 】     ( シネマトゥデイ )
 いつも本を読んでいる鈴原守は、隣に住む幼なじみの千代野綾に思いを寄せていた。
ある日、綾が1週間後に東京に引っ越すことがわかる。 17歳の誕生日をこの街で迎えたかったという綾の本音を聞いた守は、彼女と駆け落ちしようとする。 そこに綾の親友の山咲香織や人気者の緒形壮馬たちが加わり、みんなで古い工場に隠れることになる。
 
 映画にハマり始めた中学の時、映画通ぶって友人たちとはしゃぎながら有楽町の映画館に遠征した思い出がある 「 ぼくらの7日間戦争 」 が、30年の時を経てアニメ版として復活。 そんなワケで期待というよりも、何かにつけて思い出がいっぱいの作品で、楽しみながらもいろいろと郷愁に浸りながら鑑賞したくもありってぇことで、張り切って観に行ってきた。
 
 思春期の子供たちが、理不尽と思えた校則や、親や周りの大人の言い分に反旗を翻して廃工場にバリケードを築いて立て籠もり…と思い返してみれば、原作 & 88年版は中高生向きの荒唐無稽な作品ながら、より良い社会に変えたいと大人に立ち向かいと、確りとしたテーマと熱いドラマ性を持っていたハズだったように思えたんだけど、本作はその辺の背景も極めて浅く薄いがゆえに何と対峙しているのかがよく掴めず…大人をそれなりに長くやってる今となっては、 「 正義感だけじゃ世の中やってけねぇのよ… 」 と、目線も考え方も大人になってしまい、以前のように素直に共感できなくなってるのは確かではあるな。
 オマケに不法就労者問題、 SNS問題と、短い時間にあれやこれやと詰め込み過ぎ。 何より終盤での内に秘めた思いの丈の告白大会の気持ち悪さたるや…そこでの百合展開も同性愛を提示してるんだろうけど、今ここで必要な展開か?と。
詰め込んでるワリには作戦の一環とは言え、立て籠もったメンバーの素性をSNSに晒した一件も、その後日談は全く語られておらず…でも何か勝手に自然鎮火した模様… SNS で素性を晒される怖さを謳う以上は何かしらのオチはつけて欲しくはある。
今にして思えば、夏が舞台なのに何ゆえに夏休み公開しなかったのだろうか? と思ったんだけど、なるほどこの出来ばえでは夏休み公開作品の大本命と目されていた 「 天気の子 」 にはとても太刀打ちできねぇとみてこの時期の公開にしたんかなぁ?と。
 
 CV の北村匠海と芳根京子のふたりは想像以上にアフレコが巧く、なんら違和感を覚えさせなかったあたりは素直にスゴイ。
ゲストCV の宮沢りえはそういうことだったのか、なるほどね…確かに中盤でそれと解るセリフを言ってたっけ…ヤラれた。
また、彼女が乗る車のナンバープレートのご当地が原作者の 「 宗田 」 になっている演出もグッド♪
どこかで聴いたことがあるような挿入歌が多かったなかで、ラストでほんのチョイだけ流れる TMN の 「 SEVEN DAYS WAR 」 に思わずウルリと、だけにここだけは高評価!

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