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2019年11月 2日 (土)

IT / イット THE END “ それ ” が見えたら、終わり。

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 アメリカ
 ホラー
 監督 : アンディ・ムスキエティ
 出演 : ビル・スカルスガルド
      ジェームズ・マカヴォイ
      ジェシカ・チャステイン
      ビル・ヘイダー
 
【 物語 】     ( シネマトゥデイ )
 デリーという田舎町に出没し子供たちの命を奪っていた正体不明のペニーワイズを、ビルやベバリーらルーザーズ・クラブのメンバーたちが撃退してから27年後。
再びデリーで不可解な連続児童失踪事件が起き、クラブのメンバーにデリーへ帰ってくるように促すメッセージが届く。
そしてビルたちは、デリーに集結し久々に顔を合わせる。
 
 前編が公開されたのがちょうど2年前、オレの中では去年の感覚なんだけどさぁ…月日の流れが異常なまでにスゲェ早ぇ…。
それはそれとして、出来不出来の差が激しくあるキング作品の中にあって、かなり出来がヨカッタと思えた本作だけに後編となる本作に豪華なキャストの魅力も̟プラスされてさらに期待が大きくある反面、オチがオチだけにの大きな不安があるのもまた事実。
まぁ、とにもかくにも観たい作品であることに変わりはねぇってぇことで、張り切って観に行ってきた。
 
【 ネタバレ要注意 】
 オモシロいことに間違いはないけれども、やっぱり飛来した宇宙蜘蛛ってぇオチがなぁ…劇中でも幾度となく発せられたうえに、いくらセリフとは言え骨董屋の店主に扮した著者のキング氏も 「 オチがキライ 」 と、臆面もなく言ってることを思えば、やっぱり著者お墨付きの 【 いまいちのオチ 】 ってぇことになるだろう。
本国アメリカでの上梓された時系列はよく解らんけど、日本では確か 「 トミーノッカーズ 」 の前後だったことを思うと、キング氏がホラーと宇宙人の組み合わせが目立った時期で、 結果ホラーとして 「 …。 」 と、やや迷走してた次期だから、このようなオチとなったのも今となっては何となく解らん話しでもないわな。
 それはそれとして、子供の頃のイヤな記憶の封印、大人になってからのトラウマ = ペニー・ワイズの存在と対峙はそれなりに年齢を重ねた大人のほうが若い連中よりもリアルな恐怖心を覚えるかもしれない。
まぁ、本作とはちょっと違うんだけど恐怖心ということで、昔苦手だった担任にイジメられたり、単位が足りず進級できるか否かの夢を未だに見てうなされることがままあり、その日一日は不安に駆られたり、変に委縮してしまう…大人になるということは恐怖しながらもそれを我が物とし、またトラウマを乗り越えるってぇことなんかなぁと。 そこを甘く見たペニー・ワイズの 「大人になったなぁ」 のセリフにグッとくるものが。
 
 時代背景を今にあわせて子供時代を90年代にしたことで、デリーの劇場にかかっていた作品が 「 エルム街の悪夢 」 であったり 「 ロストボーイ 」 のポスターが貼ってあったりの小ネタ探しが個人的には楽しく、紅一点のジェシカ・チャスティンもいつもの男の世界で戦う強い女性ではなく、久々にごくごく普通の女性の役というあたりは新鮮味があって高評価。
そんなこともあってオモシロいけど、やや尻つぼみ、でもやっぱりオモシロいといった感じで、また本作と 「 ザ・スタンド 」 はオチへ辿り着くまでの経緯のほうが、遥かにスリリングでオモシロい作品であることを再確認。

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劇場公開」カテゴリの記事

コメント

風情さん☆
そうなんですよねぇ。
キング作品はどれも落ちにたどり着くまでが実に面白いので、きっとラストを決めずにたらたらと書き連ねていくタイプなのかなと。
その点ではジョジョがまさにそうですよね。荒木先生なんて途中で設定忘れたりするし・・・

コメント感謝です♪

キング氏の作品は結構クセがありますよね。中盤までダラダラしてるかと思えば、それ以降はラストまで
一気呵成とか、今回のように中盤はすこぶるオモシロいのにラストがダメみたいなね。
本作とは関係ないんすけど、よく短編が映画化されますが、キング氏の短編ってそれほど目立ってオモシロいとは思えないんすよねぇ…長中編は最高なんすけど。
荒木氏もね…4部連載中、ページ余白にある次週予告で「何でも願いを叶える骨董屋」(元ネタは「ニードフル・シングス」でしょうね)ってあったんですが、実際に登場したのは骨董ではなく鉄塔(スーパーフライ)ということもありましたし、天才って意外と後先考えずに書くものなのでしょうかね♪ (゚▽゚)v

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