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2019年10月27日 (日)

ゴッホとヘレーネの森 クレラー・ミュラー美術館の至宝

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 イタリア
 ドキュメンタリー & アート
 監督 : ジョヴァンニ・ピスカーリャ
 出演 : ヴァレリア・ブルーニ・テデスキ
      マリリン・ゴールディン
     
     
 
【 物語 】     ( シネマトゥデイ )
 画家フィンセント・ファン・ゴッホは、生前は無名で苦難の道を歩んでいた。
1890年に自ら命を絶って以降は大多数の作品を遺族が所有していたが、油彩85点を含む300点をヘレーネ・クレラー=ミュラー氏が収集した。ミュラー氏はオランダ屈指の資産家で、4人の子供を持つ母親でもある彼女は、やがて美術館を設立する。
 
 もともと美術系のドキュメント作品が好きというのもあるけれど、今回はどちらかと言えば、来月公開されるウィレム・デフォー主演の 「 永遠の門 ゴッホの見た未来 」 を観るにあたって、関連作品を観て多少なりともゴッホに関する知識を詰め込んでおかねばと思い、それならば手っ取り早く映像でってぇことで張り切って観に行ってきた。
 
 無名のころからゴッホの作品に惹かれ、個人所有としては最大数のコレクションを持ち、のちにゴッホ美術館に次ぐ最多の所蔵数を誇るクレラー=ミュラー美術館を開設したヘレーネ・クレラー=ミュラーのゴッホに捧げた人生を追いかけた作品ではあるのは確かなものの、どちらかと言えばゴッホの作品に対する意識や魂の在りかたや、取捨を繰り返した筆致とそれに伴う作風の遍歴の解説といった趣。 美術館と開設者の物語、ゴッホの作品解説と人となり、まぁどっちも観たかったからどちらかにウェイトが偏っていてもそれはそれでOKかなぁと。
 解説を交えながらあらためてゴッホの作品を観ると、ミレーやスーラ、ルノアールといった巨匠たちの影響を大きく受けていることが窺えたことで、さらに興味が増したと同時に勉強になった。
作品の素晴らしさだけではなく、自然のなかに身を置き、自然のなかに生きるといった心の在りかたに共感したことで、多くのゴッホの作品をコレクションし、後の世に残したヘレーネ女史の存在がなければ、生きている間に1枚の絵しか売れなかったことを思うと、ゴッホは今以上の存在にはなり得なかったかもしれないの、生涯合うことのなかったふたりの奇縁の物語もまたスゲェ興味深い。
 
 「 永遠の門 ゴッホの見た未来 」 も間もなく公開、その前に上野の森美術館で開催されている 「ゴッホ展 」 にも足を運ばねば。
何につけて、ゴッホに深く触れるにはこれ以上ないタイミングだ。

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