T-34 レジェンド・オブ・ウォー
ロシア
アクション & 戦争
監督 : アレクセイ・シドロフ
出演 : アレクサンドル・ペトロフ
イリーナ・スタルシェンバウム
ヴィクトル・ドブロンラヴォフ
ヴィツェンツ・キーファー
【 物語 】 ( シネマトゥデイ )
第2次世界大戦中、ソ連の新米士官イヴシュキンは初出撃で健闘したが敗れ、ナチスドイツの捕虜になってしまう。
彼が戦車の指揮官であることがわかると、ナチスの戦車戦演習のためにソ連軍の戦車 T-34 を操縦するよう命じられる。
戦車の整備と演習の準備期間をもらったイヴシュキンは、捕虜仲間たちと隊を組む。
何年か前にアメリカ軍の主力戦車シャーマンの実機を使用したことで話題になった 「 フューリー 」 のロシア版といったところ。
本作はお気に入りのソ連軍の主力戦車 T-34/85 ( 個人的には T-34/76 の方が好き。) とドイツ軍のパンター戦車が激戦を繰り広げて云々にいち戦車好きとしては是が非でもだし、何よりリアル 「 ガルパン 」 の趣と、おそらくアニメ以上であろう迫力を味わいたく張り切って観に行ってきた。
何でも昔のソ連映画 「 鬼戦車 T-34 」 のリメイクで、オマケに捕虜収容所から戦車に乗って逃げたというのも実際にあったエピソードとのこと。 さすが恐るべしソ連赤軍!
それはそれとして「 鬼戦車 」 は未見なのだけれども、冒頭での T-34/76 とⅢ号戦車の一戦を観ると、「 ガルパン 」 の大洗女子学園 vs プラウダ高校の準決勝の元ネタであったことを知り、今さらながに 「 ガルパン 」 が戦車が登場する作品から多くのアイディアを得ていることがよく解る。 同時に炸裂する砲弾、被弾して車体がひしゃげ貫通する大音響はもちろんのこと、エンジンや履帯の回転音も素晴らしく、砲塔を軸に車体を360度回転させるといった戦車特有の迫力ある演出の数々に大興奮。
取り分けて T-34/85 が 「 白鳥の湖 」 の曲にのせてザギトワ、メドベージェワばりに華麗に走行するシーンは圧巻のひとこと!
戦車戦があまりにも激熱だったもんで、ドラマパートに気持ち目が向かなかったけれども、思い返してみれば独ソ戦での英雄譚による国威発揚、時節柄ラグビー同様に 「 One for all, All for one 」 で戦車もチーム戦といった結束力や友情劇、好敵手との激戦、そしてロマンスありと盛りだくさんであったけど、主役の戦車戦の邪魔にならないくらいに巧くまとまっていた感じで、それなりにオモシロかった。 そんなワケで、期待した以上のオモシロさも手伝ってシーズンベスト10の圏内に入って来そうな感じ。
本作と 「 ガルパン 」 と戦車ものを立て続けに観てしまったことで、ここ2年近く下火状態になってしまっている戦車のプラモ作り熱が再燃しきそうな気配。 劇場で 1/35 の T-34/85 & 76 が売られてたから、パっと火を点けるにゃその場で購入してもヨカッタんだけど、でもこういうのってやっぱちゃんとした、できれば馴染みのプラモ屋で買いたいってぇ想いが強ぇからねぇ。
そうだなぁ年末から年始にかけて、観たいテレビもなくてヒマだろうから、その辺りで何かしらの戦車を作るとしよう♪
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コメント
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こんにちは。
ロシア映画、迫力満点、スポ根ライバル物にも似た闘いと絆…
どれをとっても面白かったです。いや~劇場で観て大正解でした。
投稿: ここなつ | 2020年8月14日 (金) 13時59分
コメント感謝です♪
一見するとヒューマントラストシネマ渋谷でやってる未体験ゾーンのプログラムに組み込まれてそうな感じの作品なんすけど、これがかなりの超ど級の戦車エンタメ作品で、最高にオモシロい激熱な作品でした。
こういう作品を観ちゃうと、心底から実機をつかったリアル「 ガルパン 」 を観たくなってしまいます♪ (゚▽゚)v
投稿: 風情☭ | 2020年8月16日 (日) 09時34分