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2019年9月21日 (土)

アド・アストラ

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 アメリカ
 アドベンチャー & ドラマ & SF
 監督:ジェームズ・グレイ
 出演:ブラッド・ピット
     トミー・リー・ジョーンズ
     リヴ・タイラー
     ドナルド・サザーランド
 
【物語】     (シネマトゥデイ)
 地球外知的生命体探求に尽力した父の背中を見て育ったロイ・マグブライドは、父と同じ宇宙飛行士の道に進むが、尊敬する父は地球外生命体の探索船に乗り込んだ16年後に消息を絶つ。
あるとき、父は生きていると告げられ、父が太陽系を滅亡させる力がある実験“リマ計画”に関係していたことも知る。
 
 現実が想像や空想に追いつきそうな勢いにあることもあって、ここ数年のSF作品は驚きや目新しいものがなく、頭打ち感も出てきて年々公開される本数も減ってきている印象にある昨今。
ド派手な宇宙戦争的なものや侵略ものは、もはや 「 スターウォーズ 」 くらいしか望めそうにないけれども、本作のようにサスペンスを絡めたものとなればまだまだイケそうな気がしなくも…そんなこんなでキャスティングも豪華だし、何となく気になっていた作品ということもあり、とりあえず観に行ってきた。
 
 高所恐怖症も手伝って、冒頭の落下シーンの緊迫感にかなりドキドキさせられたし、解説なんかを読んでも何かもっとこうスリリングなものかと思っていたんだけれども、終始徹底してフラットな展開で、中盤は何度かうつらうつらと…。
時間をかけた無辺の宇宙の旅と、ようやく見つけ出した親父の姿に今の手前ぇの心のあり様を重ね合わせたことで、 「 感情の抑え込みや孤独はダメ、人との対話が大事 」 に気づくといったテーマはイイと思うんだけれども、「 何かなぁ… 」 と言ったところ。
何にせよこの内容と展開で地球外生命体が出てきようものなら目も当てられないことになっていただろうことは間違いないかぁと。
 宇宙の無辺さや静寂は孤独を感じるのはうってつけの場所だろうし、その魅せ方もは巧かったのではと思う反面、ロイが宇宙ステーションの外装パネルを外し、シールドにして隕石群に突っ込むあたりや、その外装パネルの止め方がリベットではなくまさかのアイボルト止めにSFに疎いオレでもさすがに…唖然…宇宙の表現の落差が激し過ぎ。
月のステーションのシーンだったかな? 普通の空港ばりに DHL と SUBWAY のロゴが目に入ってくるあたりがオモシロい。
あとここに STARBUCKS とどっかの通信会社のロゴでもあればもう完璧だな。
 
 ブラッド・ピットを筆頭にトミー・リー・ジョーンズ、リヴ・タイラーにドナルド・サザーランドとみんな歳とったなぁの印象しか残らず。
ブラッド・ピットなんかいつまで経ってもやんちゃ坊主のイメージがあるだけに、思いのほかシワのある顔に軽いショックを受けると同時に 「 オレもそれだけ歳とってるんだよなぁ… 」 の寂寥感に。

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