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2019年9月14日 (土)

今さら言えない小さな秘密

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 フランス
 コメディ & ドラマ
 監督:ピエール・ゴドー
 出演:ブノワ・ポールヴールド
     エドゥアール・ベール
     スザンヌ・クレマン
     グレゴリー・ガドゥボワ
 
【物語】     (シネマトゥデイ)
 南フランスのプロヴァンスの村でトップクラスの腕前を誇る自転車修理工のラウルは、愛する家族と幸せに暮らしていたが、自転車に乗れないという子供のころから誰にも言えない秘密があった。
ある日、自転車で坂道を下るラウルを撮影したいという写真家が現れる。
 
 当初はサウナを扱ったドキュメンターの 「 サウナのあるところ 」 を観る予定だったのだけれども間際になって本作の予告トレーラーを観て大きく惹きつけられ、どちらを観るかで散々悩むも、ほんわかタッチのコメディが大好物ということもあって、その魅力に抗しきれず本作をチョイス。 そんなワケで張り切って観に行ってきた。
 
 よくコメディにありがちな人殺しが苦手な殺し屋みたいな大それたものではなく、自転車屋が自転車に乗れないという日常感のオモシロさと親近感 ( 現にオレのオバさんは魚屋の娘なのに生モノが食えない ) 、他人からすればどうでもイイような秘密だけれども手前ぇからしたらバレたらと思うとの死活問題で、ひとり悩み悶々とし、終いには悩み過ぎて二進も三進も行かなくなる小心者タビュランの姿は微笑ましく、気候の良いフランスの片田舎の風景の美しさも相まって心をほっこりとさせてくれる作品だった。
 タビュラン後をついてくる意思を持ったかのような愛車の姿が実に愛らしく微笑ましい。 彼は自転車に乗れないけれども、心から自転車を愛しているように、彼が愛車と自転車の神様から愛されていることがよく解る。
以前観た 「 チャーリーとパパの飛行機 」 でもオモチャの飛行機に意思があるような演出があったのだけれども、フランスは手前ぇが大事にしているものには魂が宿るみたいな表現が好きなんかね? 個人的にこういう考え方はスゲェ素敵なことだと思う。
 
 脚本のギョーム・ローランは最も敬愛する映画監督のジャン=ピエール・ジュネ代表作 「 アメリ 」 の脚本を担当した人とのことで、他にどんな作品をやったのか調べてみると、「 アメリ 」 以降のジュネ監督作品すべてを担当。 何となくぽさはあったな。
オレは脚本家さんにあまり気を向けない傾向にあるけど、何かにつけて縁深い脚本家さんだったんで、これを機にしっかりとインプットしておくとしよう。

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