トリプル・スレット
タイ & 中国 & アメリカ
アクション & サスペンス
監督:ジェシー・V・ジョンソン
出演:トニー・ジャー
イコ・ウワイス
タイガー・チェン
セリーナ・ジェイド
【物語】 (シネマトゥデイ)
中国有数の資産家の家に生まれたシャオシャンはばく大な財産を投じて、東南アジアの都市マハ・ジャヤを牛耳る犯罪組織の壊滅に乗り出す。だが、それを良しとしない組織の首領はコリンズが率いる傭兵部隊を放って彼女を殺そうとする。
追われるシャオシャンは、武術の達人パユとロン・フェイに助けられ、大使館に向かう途中で妻をコリンズに殺された恨みを晴らそうとするジャカと出会う。
待ってました! 今年はここまで理屈抜きで楽しめるアジア圏のアクション映画を観れていなかったこともあって飢えに飢えていたところに、トニー・ジャー & イコ・ウワイスの超絶アクション & 格闘技コンビによる本作が公開。
そこに 「 チョコレート・ソルジャー 」 で女性ながら男張りの身体能力の高さを見せたジージャー・ヤーニンも名を連ねてなれば、かなり激熱なアクションを期待できること間違いなしというこで、張り切って観に行ってきた。
古式ムエタイのトニー・ジャー、シラットのイコ・ウワイス、そして本作で初めてその顔と名前を知ることとなった中国拳法のタイガー・チャンら3人のグランドマスター級のアクション俳優たちによる格闘アクションは激熱モード全開なもんだから、この辺は大満足と言い切れるんだけれども、お話自体は全体的に中途半端で極めて激薄テイストで、正直なところコレといってオモシロくはない。
オモシロくはないけど、格闘バトルと3人のアクション俳優の揃い踏みだけで十分以上に腹いっぱいになれるんで無問題!
暗めな顔の作りなうえにクソ真面目な役柄が多いこともあって悲壮感が漂っていなくもないトニー・ジャーだけれども、本作ではスゴ腕の傭兵でありながら料理好きで思いのほかのほほんとしてて、且つ珍しく口数の多いと今までとはひと味違ったコミカルな役柄だったし、ムエタイシーンも往年の 「 マッハ! 」 を彷彿させる飛び膝や肘打ち技のキレを魅せてくれていた。
オレの中で格闘アクション作品の基準の全てが 「マッハ!」 が基準となっているんだけれども、かれこれ公開から20年近くが経とうとしているにこの 「マッハ!」 を超える作品に残念ながら出会えていない…まぁあまりにも超絶過ぎたし、その衝撃がデカ過ぎと、ハードルが高めの設定だから超えるのも簡単ではねぇわな。
イコ・ウワイスは小才が利くキャラということでアクション面で気持ち物足りなさを感じなくもない。
お初となるタイガー・チェンは同じ中国拳法系のマックス・チャンやウー・ジンと比べるとルックス的にも雰囲気的にもだいぶ地味の印象。 にしても個人的にポスト、ミシェル・ヨーと期待していたジージャー・ヤーニンの扱いがヒド過ぎる…。
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