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2019年5月19日 (日)

アメリカン・アニマルズ

American-animals
 
 アメリカ&イギリス
 犯罪&ドラマ
 監督:バート・レイトン
 出演:エヴァン・ピーターズ
     バリー・キオガン
     ブレイク・ジェナー
     ジャレッド・アブラハムソン
 
 
【物語】     (シネマトゥデイ)
 ケンタッキー州の大学に通うウォーレンとスペンサーは、大学の図書館に時価1,200万ドル相当の高価な画集が所蔵されていることを知り、刺激のない生活にうんざりしていた二人は画集を盗んで売ることを思いつき、大学の友人二人を仲間に加えて強盗計画を企てる。決行の日、老人に変装した四人は図書館に向かう。
 
 実話、犯罪、前評判の高さと、これだけ好材料が揃えば劇場に足を運ぶ理由は十分以上であるのに、個人的にかなり垂涎ものの【稀覯の鳥類図鑑】の存在をはじめ実際の犯人の登場、そして実行の際に参考とされた「レザボア・ドッグス」をはじめとするいくつかの犯罪映画、いわゆる元ネタを当てる楽しさもあるのでは?と、観る前から期待と好奇心をかなり刺激されていることもあって公開を楽しみにしていた作品だったんで、張り切って観に行ってきた。
 
 若さゆえの刺激と変化を求めて思いついた誇大妄想な計画が実際に形になるにつれ熱に浮かされ、はしゃいだ末に待っているのは後悔のみは、少なからず思い当たる節が無きにしもだからとても身近なものに感じられ、また事の顛末を当事者のインタビューを交えながら展開する演出も確かに目を惹くものがあってオモシロくはあるものの、世間の高評価ほどにはといったところ…。
 緻密と思われた計画も思いのほか穴だらけなうえに予期せぬトラブルに見舞われて全員が全員パニくった挙句の失敗、逮捕される恐怖に打ち震える4人それぞれの自身への過大評価と「あの一線を越えていなければ」の心理描写はかなり見応えがある。
エルヴィスの「ア・リトル・レス・カンヴァセーション」をはじめ、取り分けてCANの「Vitamin C」(超カッコイイ)をBGMに持ってくるあたりのセンスの良さよ!
 
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  本作で初めてジョン・ジェームズ・オーデュボンなる鳥類学者
 その名前を知り、氏が記した画集「アメリカの鳥類」を目にして
 その美しさに4人同様に欲しい!の思いに。
 ただ如何せん、10億円以上もするらしく手に入れることなど夢
 のまた夢…。
  (←)は同時期に活躍したイギリスの鳥類学者ジョン・グールド
 の鳥類図譜で、10億円とまでは行かねぇまでも図鑑としてはそ
 れなりの代物で、こどもの頃にTVで国会図書館にあるジョン・
 グールドの絵を目にして、子供ながらにその美しさに目を奪わ
 れいつか見てみたい、欲しいと思ったこともあって数年前に購
 入した自慢の一冊。
  本作での前面に推し出されたフラミンゴの絵もキレイで迫力
 もあって素晴らしくあるけど、ジョン・グールドの絵と比べる
 と細密さに欠ける印象を受けたかなぁと。そんなワケで個人的
 にはジョン・グールドの方が好き。

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コメント

風情♪さん、こんにちは。
4人が盗み出そうとする画集の絵の美しさが唯一心惹かれた作品でした。
図書館司書の女性まで実物を出す必要性が私にはいま一つわからず・・・。
世間の評価の高さと自分の感想がここまで離れているのにもビックリです。(笑)

コメント感謝です♪

ホント、計画の立案、バタバタの中行われた犯行、そして結末どうこうよりも画集の絵の美しさばかりに目が行く作品でした。
世間の評価は思いのほか高くてビックリです…公式サイト等でも予想できない結末とあるけど、正直なところ「んなこたぁねぇだろ…。」ですしね。
登場した本人たちのコメもこれまた正直なところ心から反省してるとは思えず。
まぁイタリア&ギリシャは重罪も重罪ですが、それ以外の国では歴史ある高価な美術工芸品の盗みは普通の建造物侵入&窃盗罪扱いですからね。
重犯でないかぎり3~5年くらいだろうから軽く考えてるんでしょうねきっと♪ (゚▽゚)v

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