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2019年5月26日 (日)

空母いぶき

Ibuki
 
 日本
 サスペンス&戦争&ミリタリー
 監督:若松節朗
 出演:西島秀俊
     佐々木蔵之介
     本田翼
     深川麻衣
 
 
【物語】     (シネマトゥデイ)
 20XX年。日本最南端沖で国籍不明の漁船20隻が発砲を開始し、波留間群島の一部を占領して海上保安庁の隊員を捕らえる。日本政府は航空機搭載護衛艦いぶきをメインにした艦隊を派遣。お互いをライバルとして意識してきた航空自衛隊出身のいぶきの艦長・秋津竜太と海上自衛隊出身の副長・新波歳也はこの未曽有の事態を収束しようとする。
 
 ひと昔前ならば軍事衝突を描いていてもフィクションだからと笑っていられたものの、昨今のIS等の中東問題に極東海域問題とかなりの緊張状態にあり「何か起こるんじゃねぇか?」と本気で思えてきて仕方がない…だもんで敢えて不安に駆られる必要もねぇなぁと思うも、何だかんだでこの手は好物だし、今や人気若手女優さんに成長した元乃木坂ちゃんメンバーで初期の推しメンのまいまい(深川麻衣)の姿を拝みたくもあったんで張り切って観に行ってきた。
 
 極東における領土&海域問題をはじめ、日本が武力行使にあたって直面する【専守防衛】においてタカ派とハト派、両派の思想や言い分、感情が描かれていて、オレを含めた情勢に疎くある人でも納得しうる作りになっていて自衛権の行使で騒がれている昨今に観るべきテーマであることは認めるものの、全体的に陳腐というかの印象で、解るんだけど何かにつけて「はぁ?」となることが多々あり、何とも微妙極まりない結果に…。
 軍事衝突の緊張感を描きたかったのも十分以上に解る。解るし、ここをツッコむのも野暮なのも重々承知で敢えて言わせてもらうと、初島に展開する東亜連邦の空母一隻、巡洋艦だか駆逐艦数隻に共産圏の戦闘機60機による大規模な軍事行動を把握できなかった防衛省なり軍事アナリストおよびアメリカの衛星監視システムのザルさは何なの? 専守防衛以前の問題だよ。
国連安保理の作戦行動もそれぞれの思惑があって足並みが揃わないリアルさはあれど、秋津の敵兵に対する人道的行動の動画を目にしたことが契機になっては、もはやファンタジーなうえに極めてチープ。
 本作に対してイイ印象を受けなかった最大の原因が合間々に入ってくる取ってつけたような善人のコンビニの行のテンポの悪さで、取り分けて盛りに盛った善人超平和ボケキャラの店長の気持ち悪さといったら。
ラストで店内全て売り切れとなってはいたけど、中盤で客が大量に押しかけて来ているにも関わらずドリンクが理路整然と並んでいる細かいところでのリアリティのなさも目に余る。
 
 秋津役の西島秀俊のたびたびの含み笑いはなんだったんだろうか? 気になって仕方がない…。
お目当てのまいまい(深川麻衣)はと言うと、相変わらずカワイイけれども中井貴一の店長のキモチわるさが際立っていたために霞んでしまっていた。普通にまいまいともう一人のバイトくんだけのエピで十分だよ。
 あまり乗れてないと余計なことを思いつくもので、藤竜也が西島秀俊に艦長を委譲した行にホワイトベースのカシアス艦長がブライトさんに委譲したエピを思い出してしまった。

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コメント

こんにちは。
まあ娯楽作品なのだからして百歩譲るとしても、起承転結の「結」の部分で「えっ?それってアリ?」と思わせてしまうのが、ね。と思いました。なんかお綺麗過ぎるというのか、お綺麗にしたいくせに突込みどころ山ほど、とかね。

西島秀俊のはあれは「含み笑い」ではなくね、緊張して口角が下がるところを無理に上げて威厳を保とうとする表情なのだと思います。歯を食い縛っている表情がにやにや笑いに見えてしまうアレです。ってちょっと庇ってみました(笑)。でも実際には「ぶわっはっは!海自め!私のような空自出身者に命令を下されるのはどんな気分かな?」とかだったりして。こわ。

コメント感謝です♪

だいぶ前の作品になりますが撃つか?撃たぬか?の 「 クリムゾンタイド 」 に似てなくもない内容でテーマも悪くはないとは思うんですけど、おっしゃる通り 【 綺麗 】 にし過ぎたがために…でした。

余裕かましてる強がりの表情かぁ、なるほどね~。
あの含み笑いに途中、東亜連邦と思想を共にしてて裏で一枚噛んでるのか?と思ったりもしたんですよね。
(゚▽゚)v

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