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2019年4月 7日 (日)

麻雀放浪記 2020

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 日本
 SF&コメディ&ギャンブル・博打
 監督 : 白石和彌
 出演 : 斎藤工
      ベッキー
      竹中直人
      的場浩司
 
【物語】     (シネマトゥデイ)
 1945年から2020年にやってきたギャンブラーの坊や哲は自分が知っている戦後とは違った日本を目の当たりにする。
高齢化と少子化による人口減少、共謀罪による言論統制などさまざまな問題を抱える時代に坊や哲が麻雀で戦いを挑む。
 
 もっぱらゲームで、年に友人と2~3回ほど卓を囲む程度の麻雀好きで、真田広之主演の映画はもちろん阿佐田哲也氏の原作の本作が大好きなんで公開を楽しみにしていた作品。
てっきりオリジナルのリメイクかと思いきや、坊や哲が現代にタイムスリップして云々の原作と大きくかけ離れたものであることを前売り購入後に知り、 「 オレが観たいのはこういうのじゃなくてだねぇ… 」 の思いになったことで、行くか行かぬかで迷うも 「 前売りをムダにするのも… 」 ということで張り切って観に行ってきた。
 
 そもそもからして坊や哲が1945年の戦後から2020年にタイムスリップしてくる設定からして 「 ? 」 なのに、ちゃんと時代背景の説明はあるものの20年の東京五輪を前にまた大戦が起こり敗戦しての混乱期の設定も正直なんの意味があるのか理解しかねる。
青春篇 ( 45年 ) のドサ健 & 出目徳にママに似たキャラと麻雀五輪 ( 2 0年 ) で対局も 「 ? 」。 この面子で打ち合うならなにも現代に持ってくる意味もないような…勝負の緊張感を楽しむのも確かも、本作は坊や哲を介してドサ健や出目徳といった博打打の生き様を観るといったところなんだけど、その辺の描写が極薄で何よりコメディパートがダダすべりで全く笑えず。
麻雀でいうところの 【 大ちょんぼ 】 的な作品で少なからずそれなりに期待しただけにすげぇガッカリ…。
 本作の魅力のひとつでもある 【 いかさまありきの勝負 】 も、通しやすり替えは出来るとしても卓が 【 全自動 】 だから積み込みはムリだから 「 どうするのか? 」 と思っていたらここは紆余曲折を経て 【 手打ち 】 になったことで解消。それによる天和 & 人和に緑一色と役満炸裂の 【 いかさま合戦 】 の爽快感と、AI化し無敵となったママを哲 & ドサ健 & 出目徳が協力して包囲戦を展開する博打打たちの言葉はなくとも阿吽の呼吸は原作の色が濃く出ていた感じでこの辺は高評価。
 
 斎藤工、的場浩司に小松の親分さんは申し分なしも、ベッキーはどう考えてもだし、竹中直人もどこを切り取っても竹中直人でしかなくぶっちゃけ見飽きた感がつよい。プロ雀士の森山茂和プロの姿があったのはウレシクあった。そう思うと去年亡くなったレジェンド小島武夫氏の姿を観たかった。
対局中に流れるBGMがどことなく 「 ブレードランナー 」 、ラストは 「ターミネーター 」 とアンドロイドを意識した演出も評価したい。

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