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2019年2月24日 (日)

パペット大騒査線 追憶の紫影 (パープル・シャドー)

The_happytime_murders
 アメリカ
 コメディ&ミステリー
 監督:ブライアン・ヘンソン
 出演:メリッサ・マッカーシー
     ビル・バレッタ
     マーヤ・ルドルフ
     ジョエル・マクヘイル


                                                                                     【物語】     (シネマトゥデイ)
 ロサンゼルス市警初のパペット刑事フィル・フィリップスはある事件で失職し、現在は私立探偵として活動している。
ある日、依頼された調査のためアダルトショップを訪ねると、店にいたパペットが全員殺されていた。
市警時代の相棒コニー刑事が捜査をすることになり、フィルも共に真相の究明に乗り出す。

 コレといって観たい作品が見当たらなかったんで、何かイイのはねぇかと調べていると、敬愛する映画人のひとりで「セサミストリート」のキャラの生みの親であるジム・ヘンソン氏特有のお馴染みのデザインのパペットが登場する人間とのバディものの本作が目に付き、キャスティング等を見てみると監督がなんと、そのジム・ヘンソン氏の息子とありバカバカしい設定も手伝って急に興味が湧いてきたんで、それならばということで張り切って観に行ってきた。

 名匠ジム・ヘンソン氏の息子のブライアン・ヘンソン監督…ヘンソン印なのにその金看板を惜しげもなく汚しちゃってるしで、きっとオヤジさんは草葉の陰で泣いてると思うぜ…それでも期待した通りのお下劣で心底くだらなく、18年のラジー賞で多数ノミネートされたのも大きくうなずける愛すべきおバカ映画でオレは大好きだ。
銃で撃たれて飛び散る血肉…綿、お下劣極まりない下ネタの数々、そしてパペットとオバちゃん刑事のコンビとふざけた設定なのにミステリーのパートは思いのほか大マジメで、雰囲気も「チャイナタウン」ぽさがなくもない探偵ハードボイルドな作り。
変にマジメな作りゆえに同系の04年の「チーム★アメリカ / ワールドポリス」みたいに振り切ったオモシロさが欠けた印象は拭えずで後もう1~2発強烈なパンチがあればといったところ。
 オマケに差別や麻薬にセックス産業と社会を風刺もしていて、その風刺がオモシロいんだけど笑うに笑えないというか…脱色して肌の色が青から白に変色したパペット刑事フィルの兄貴ってどうみてもマイケルが元ネタだろうし、穿ち過ぎた見かたかもだけどいとこ婚した友人の子供のビジュルに至ってはもう心底から困惑…。
まぁなんにせよオモシロかったし、あと2~3作シリーズ化しても間違いなく劇場に足を運ぶかなぁと。

 先述であったようにメリッサ・マッカーシーは本作で今年のラジー賞にノミネートされている一方で「ある女流作家の罪と罰」でアカデミー賞主演女優賞にノミネート。コメディ畑出身の俳優さんはどんな役演っても巧いからねぇ。
それはそれとして、ここ10年くらいで大作と集客が望める作品が中心のシネコンが増えてきたことで以前からあった劇場が軒並み姿を消した背景もあってか本作のような小中規模作品の公開の機会がめっきり減った気がする。
銀座ならマニアの殿堂銀座シネパトス、新宿だったら新宿ヲデオンとか東亜興行チェーンといいオモシロい劇場がいっぱいあったんだけどねぇ…寂しいよ…。

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