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2019年2月16日 (土)

ファースト・マン

First_man
 アメリカ
 ドラマ&伝記
 監督:デイミアン・チャゼル
 出演:ライアン・ゴズリング
     ジェイソン・クラーク
     クレア・フォイ
     カイル・チャンドラー


                                                                                     【物語】     (シネマトゥデイ)
 幼い娘を亡くした空軍のテストパイロット、ニール・アームストロングは、NASAの宇宙飛行士に応募し選抜される。
彼は家族と一緒にヒューストンに移り住み、有人宇宙センターで訓練を受ける。指揮官のディーク・スレイトンは当時の宇宙計画において圧倒的優位にあったソ連も成し得ていない月への着陸を目指すと宣言する。

 子供のころから何かつけていろいろなものに興味を持っては調べたり集めたりする、いわゆる多趣味ってぇやつなんだけれども、ナゼか宇宙&天体に関してはまったく興味がわいたことがなく、何とか流星群だとか日蝕だと大きな天体ショーがあっても何時も「そうなのか」程度…だもんだから月面着陸がスゴイことは解ってはいても、どれほどスゴイことなか?となるとこの歳になってもよく解っていないのが実情で、そのスゴさを知るにイイ機会でもあるんで張り切って観に行ってきた。

 他の作品ならば人類初の月面着陸までの経緯を政治的&機器トラブルを織り交ぜてもっとドラマチックに描くところを本作はアームストロング船長の人となりと成功までの経緯を淡々と語り、結果も「おかえり、はやぶさ」同様に既に誰しもが知るところだからそれほどに緊迫させられることもなく、8ミリぽい映像とあわせてドキュメトを観ているようなつくり。
そんなこんなで普通に伝記を読んでるといった感じだったんだけれどもプロジェクトの壮大さ、監督の手腕と確かにいろいろとスゴさが解り、思いのほか前のめりでの鑑賞となった。
 月面着陸成功までにいく人もの犠牲者があったことはもちろんとして、以前「世にも奇妙な人体実験の歴史」を読んだおかげで飛行機で音速超え、脱出噴出装置開発、どこまで重力に耐えられるか?といった必要不可欠な要項、つまりプロジェクトの準備段階にも多くの犠牲者と技術の進歩があったことを思い出し、これら全てがあったからこそ月面着陸に成功したんだなぁとようやくそのスゴさが解ったような気がする。
また、ロケットの軋みや月面でハッチを開いた後の静寂と本作も音の演出が巧く感じられ、時おりアップなるリベット、油じみなのか? 汚れているセレクターやトグルスイッチといった計器の数々の何気なくリアルさがとても素晴らしい。

 はいッ、ようやく顔と名前を覚えました! エド役のジェイソン・クラーク。
この俳優さんは幾度となく目にしてるのになかなか記憶に留めておくことができなかったけど、「ナチス第三の男」とさすがに今年に入って立て続けに目にすればさすがに覚えられようというもの。そういうこともあってか今回はかなり好印象。

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