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2019年2月 9日 (土)

劇場版 幼女戦記

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 日本
 アニメ&ファンタジー&戦争
 監督:上村泰
 出演:(声の出演)
     悠木碧
     早見沙織
     戸松遥


                                                                                     【物語】     (シネマトゥデイ)
 統一暦1926年。南方大陸を舞台にした共和国軍残党との戦いを終えた帝国軍第二〇三航空魔導大隊を率いるターニャ・フォン・デグレチャフ少佐は本国に帰還する。
凱旋休暇をもらえると考えていた隊員たちだったが、参謀本部から新しい特命を下され、連邦国境付近へと向かう中、連邦内部に連合王国主導の多国籍義勇軍が入ってくる。

 日本人の厚顔不遜なエリートサラリーマンが人の怨みを買ったことで殺されるも幼い女の子として異世界転生し一兵士として大戦に参加して云々と原作ともども17年冬アニメ放映でヒットした「幼女戦記」の劇場版。
TVアニメ版では大国の連邦が帝国に対し参戦、敵対姿勢を示しとイイところで終了し「第2クールは何時?」と続きを楽しみしていれば昨今はやりの劇場版にてときた…どっちにせよ是が非でも続きは観たいところなんで張り切って観に行ってきた。

 ヨーロッパ大戦時に似たパラレルワールドだし、軍装こそナチスだけどナチスともドイツとも言ってはいない、主人公のターニャも少女でいわば少年兵だけれども中身は中年サラリーマンだからとある程度の言い訳はたつにしても本作は深夜枠とはいえかなりギリギリのところを攻めた作品と感心させられる。 ED曲(「Los! Los! Los!」)の歌詞なんてほぼ軍歌だよ。
過去に「キン肉マン」のブロッケンJrもドイツ出身の超人ということで原作ではハーケンクロイツ&ドクロの徽章を身につけていたけれど、アニメ放映される際に国外に対する配慮と不謹慎の理由からデザイン変更をされた経緯があったりしたからねぇ。
何にせせよ不謹慎、コンプライアンスと、とかく耳新しい横文字で口やかましくなった風潮の中にあって振り切った作品が少なくなって来ている昨今にあってこのようなギリギリのところを攻めた作品を観られることは実にありがたい。
 それはそれとして本作はフランソワ共和国との北アフリカ戦線(?)からはじまり宣戦布告したルーシー連邦との東部戦線を舞台にターニャを親の仇とし義勇軍に身を投じ、激しい憎悪から魔導師として大覚醒するメアリーとの一騎打ちは迫力があってオモシロくあったけれどもコレといった捻りも無くTVアニメ版の延長戦といったところ…。
劇場版 夏目友人帳 ~うつせみに結ぶ~」のようにイジらずにいつも通りでこそのオモシロさもあるし、パラレルワールドとはいえ元ネタは丸々大戦時のヨーロッパ戦線と史実系だから大きくイジることもできねぇしでムズいところだわなぁ。
何にせよオモシロかったことに変わりはないんで問題なし!

 正直なところターニャ役の悠木碧はあまり得意ではない…逆に副官ヴィーシャ役の早見沙織の癒しボイスは好き。
他にメアリー役の戸松遥と今のアニメ界を牽引する人気若手女性声優さんが顔を揃える中、シュワ氏の声でお馴染みの玄田哲章氏、そしてご贔屓の大塚芳忠氏と男性ベテラン声優さんがレギュラー出演しているバランスは最高。

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