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2018年10月21日 (日)

テルマ

Thelma
 ノルウェー&フランス&デンマーク&スウェーデン
 サスペンス&ドラマ&ホラー
 監督:ヨアキム・トリアー
 出演:アイリ・ハーボー
     カヤ・ウィルキンズ
     ヘンリク・ラファエルソン
     エレン・ドリト・ピーターセン


                                                                                     【物語】     (シネマトゥデイ)
 ノルウェーの片田舎の町で信心深く厳格な両親に育てられた少女テルマは、幼いころの記憶が抜け落ちていた。
やがてオスロの大学に入学した彼女は、同級生のアンニャに、生まれて初めて恋心を抱く。
テルマは湧き上がる欲望と罪の意識に苦悩するが、自分の気持ちを抑えることはできなかった。

 静謐で隠滅とした北欧独特のホラー&サスペンス系作品が大好物だから期待するも監督のヨアキム・トリアーの叔父が更に隠滅とした作品を撮ることで超苦手としているラース・フォン・トリアー監督ということで「同じ系譜なのか?」の思いの不安が…それでも期待が不安を上回り玉砕も念頭に入れつつ張り切って観に行ってきた。

【ややネタバレ気味注意】
 コミュ障、信心深い厳格な家庭、思春期の不安定=異能力の覚醒への戸惑いを見るとスティーヴン・キングの「キャリー」の要素が色濃くうかがえるけれどホラー色は薄く、北欧らしく性を描いていることもあってどちらかといえば「ぼくのエリ 200歳の少女」のホラーチックというか鬱々とした青春恋愛劇といった感じ。
他にも脳神経的な演出は叔父さんのTVシリーズの「キングダム」をチョットどころかかなり違うかもだけど異能力覚醒への戸惑いや鬱感はどことなくマイケル・ナイトシャマラン監督の「アンブレイカブル」の雰囲気がなくもで、青春恋愛劇だけれども全体を醸す閉塞感や隠滅さは半端なく期待以上にオモシロい作品だった。
 テルマの持つ物体消失能力、取り分けて物体出現時の演出はなかなかで、テルマが消失させた弟を再度出現させた場所や、ガラスに張り付いていたのか?ガラスと一体化したのか?の風に揺らめく一束の髪の毛の気持ち悪さ(切断された指とかよりも一束の髪の毛とか1本の歯とかの方がはるかに不気味で気持ち悪い)、光過敏性発作を引き起こしかねない発作の予兆となるフラッシュ効果や鳥の群れ、溺れて水を吐き出すのかと思いきや吐き出したのは一羽の鳥だったり、水から這い上がろうとした親父さんが再びの演出はホラーではいと言いながらもかなり精神にこたえるものがあった。

 そんなこんなでヨアキム・トリアー監督作品を初めて観たワケなのだが、ところどころでアート気質が垣間見られなくもだけれどもそれだって決して押しつけがましいものではなかったし、何より叔父さんのラース・フォン・トリアー監督ほどに鬱々としておらずで素直に好きと思えた。
評価を見ると前作の「母の残像」がかなり高評価を受けているようなんで機会があれば観てみようかと。

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コメント

こんにちは!iPhoneからチャレンジです!いけるかな?
これホラーと謳ってるから楽しみだったけど全然ホラーじゃないし、肩透かしでした〜始め1時間退屈で私はイマイチです。母の残像は良かったですよ!

コメント感謝です♪

わざわざiPhoneからチャレンジ感であります!
まぁオリジナルのチラシのデザインもホラーチックだし、作風も遠からずだから
ホラーとしてカテゴライズしたのは解らんでもないすけど、昨今のズレたというか意図的なミスリードのキャッチコピーの風潮を思うとホラーを期待しただけに肩透かしを喰らってしまった印象は拭えないですよね。
今回に限ってはありがたいことにイイ意味での肩透かしとなったことで本作は好印象で追われました。
了解です。「母の残像」観てみようかと思います♪ (゚▽゚)v

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