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2018年9月29日 (土)

クワイエット・プレイス

A_quiet_place
 アメリカ
 ホラー
 監督:ジョン・クラシンスキー
 出演:エミリー・ブラント
     ジョン・クラシンスキー
     ミリセント・シモンズ
     ノア・ジュープ


                                                                                     【物語】     (シネマトゥデイ)
音に反応して襲撃してくる何かによって、人類は滅亡の危機にさらされていた。
リーとエヴリンの夫婦は、聴覚障害の娘ら3人の子供と決して音を立てないというルールを固く守ることで生き延びていた。
手話を用い、裸足で歩くなどして、静寂を保ちながら暮らしていたが、エヴリンの胎内には新しい命が宿っていた。

 ここまで連敗続きで個人的に今シーズンは不作と言っても過言ではないホラー作品。
そんな中にあって「音を立てたら即死」というかなり突飛で特異な設定は文句なしに大きく期待させられるし、その期待を裏付けするかのように本国アメリカでも大ヒットを記録したのとこで公開を楽しみにしていた作品なんで、連敗ストップの願いも込めて張り切って観に行ってきた。

 デストピアを舞台に語られる家族愛とサバイバル劇、「音を立てたら即死」だから音を立てないように常に裸足で歩き会話もほとんどが手話、そして即時も食器を使わないと基本に準じた諸設定は確かにオモシロくはあったけれども、観ていれば観ているほど「音を立てたら即死」の基本設定の粗や敵が襲ってくる音の基準の曖昧さが目に付きはじめ、後に危機感を募らせたいは理解できるも階段から突き出るクギや事の発生から妊娠というムリ感が半端ない演出に全力で興ざめしてしまった…。
同じ「音を立てたら即死」ならばイカれ具合も振り切っていた「ドント・ブリーズ」の方に軍配ってぇ感じかな。
 個人的に「ザ・フィースト」以来となる幼児を問答無用に殺したあたりまではかなりヨカッタものの硬い外皮に覆われてというワリには弱点が高周波、おまけにショットガン1発で普通にKOって…それまでの緊張感やら絶望感は一体何だったのだろうか?
まぁ言いたいことや遊び心は解るけど、この程度ならば海兵隊の一個連隊でも十分に退治できるし、「音に敏感まで解っているのならばそれが弱点にも気づくはずなんだけどなぁ」と次から次へと思わせられちゃうとさすがにね。
なんにせよ鑑賞中これほどまでにポップコーンを食う音が気になる作品もそうそうないんで稀有なことだし、本作をはじめ「ライト / オフ」のように突飛で意外性のある設定もまだまだありそうだなぁと。

 監督で父親役のジョン・クラシンスキーって「お家(うち)をさがそう」の主人公の俳優さんだったのか。フィルモグラフィーを見てもTVシリーズか未公開作品ばかりなんで覚えてないのもムリねぇか。
娘リーガン役のミリセント・シモンズだけど「ワンダーストラック」同様に今回も耳の不自由な子の役かと思っていたら、なんと実際にそうだというからビックリ。出来る役は限られるだろうけどこういう俳優さんは無条件で応援したくなる。

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コメント

風情さん☆
アイデア勝ちってことなのでしょうが、確かに粗も目立ちましたね。
私は「ドント・ブリーズ」を見てないので解らないですが…
ホラーやSFはどうしても設定に無理があるので、その点については結構気にならない方だったと私は思ってます。、

こんにちは♪

まぁボクも基本的にはホラー&SFのムリな設定は見て見ないフリをしてはいるけど、あれもこれもと間断なくツッコミを入れたり、考えさせられたりするとさすがにオモシロいものも…となってしまいますわ。
前半の丁寧さと後半の粗さの差の大きさもチョット…><

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