セラヴィ!
フランス
コメディ&ドラマ
監督:エリック・トレダノ
出演:ジャン=ピエール・バクリ
ジル・ルルーシュ
ジャン=ポール・ルーヴ
ヴァンサン・マケーニュ
【物語】 (シネマトゥデイ)
ウエディングプランナーとして、30年にわたって多くの結婚式を手掛けてきたマックスは引退を考えていたが、ピエールとヘレナというカップルのオファーを受けてルイ13世が所有していた城での挙式の準備に取り掛かる。
いつものようにスタッフを集め、カメラマンやオーケストラ、会場を飾る花などを手配するマックス。そして式の当日を迎えるが、シワだらけのシャツを着たウエイターや新婦を口説くスタッフらのせいで式はめちゃくちゃになる。
結婚式を舞台に繰り広げられるコメディの本作を目にし、ここのところ敬愛するジャン=ピエール・ジュネ監督、パトリス・ルコント監督がすっかり鳴りを潜めてしまっていることも手伝い、さらに運が悪いというか観たいと思う作品となかなか巡り合えていないことで、触れる機会が年々減っていく傾向にあるフランス映画なんで、大好物のほっこり系ぽくもあってこいつぁもっけの幸いってぇことでとりあえず観に行ってきた。
ウェディング・プランナーというと女性のイメージがあるなかにあって、本作は若いカップルの感覚についていけるの?と思わせる初老の男性という狙ったズレ感に新鮮味を覚え、そんな彼の下に集う揃いも揃って自己中なポンコツな面々とくそ面倒クサいクライアントが引き起こす結婚式の一夜をドタバタ劇は理屈抜きでオモシロかった。
ジャンル的には違うけれどもある職種の現場の一夜の出来事をテンポよく描いた「ディナーラッシュ」の趣を感じなくも。
3時間にもおよぶスピーチや自己満足炸裂の自作自演のバルーン演出、そして〆の打ち上げ花火の大爆破といけ好かない新郎のエピはまるでドリフの様相で腹を抱えて笑ってしまった。
また、基本ポンコツだけれでもそのポンコツ連がひとつになったときに発する爆発力はすさまじいと同時に観いていて爽快さすら感じらたし、失敗は仕方ないとしてそれをどう挽回するやフォローしあうことが大事と仕事において大切なことを再確認。
主人公のマックス役のジャン=ピエール・バクリは 「ムッシュ・カステラの恋」やわんこがサッカーする「ディディエ」に出てた俳優さんだったのか…まぁ観たのがかれこれ20年前ほど前のことだからあんま記憶に残ってねぇのもムリねぇところだわな。
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コメント
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こんにちは。
私も新郎にはウケタウケタ!新郎が最大のツボでした。
で、一周回って、あの新郎の行動にぜ~んぜん疑問を持たない新婦にもウケテしまいました。
そんなコメディでしたが、スリランカ人の演奏は結構ハートに響きました。
投稿: ここなつ | 2018年8月15日 (水) 13時00分
コメント感謝です♪
あの新郎の狂ってんのかッ!?と思わずにはいられない自己愛と空に消えていくのと花火の大爆破もお約束と解っているのに大爆笑させられちゃいました。
ああ~言われてみれば確かに新婦も新婦で新郎の異常な行動に疑問持たないのってコレまたかなりズレた神経の持ち主ですよね!
おバカでドタバタであるにもかかわらず、お国柄なんでしょうか? フランスらしいオシャレ感があるんでフランスのこの手のコメディ大好きです♪ (゚▽゚)v
投稿: 風情☭ | 2018年8月16日 (木) 09時48分