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2018年7月29日 (日)

ヒトラーを欺いた黄色い星

Die_unsichtbaren
 ドイツ
 ドラマ&サスペンス
 監督:クラウス・レーフレ
 出演:マックス・マウフ
     アリス・ドワイヤー
     ルビー・O・フィー
     アーロン・アルタラス


                                                                                      【物語】     (シネマトゥデイ)
 アドルフ・ヒトラー率いるナチスドイツはユダヤ人を敵視し膨大な人々を惨殺してきた。
その一方でドイツの首都ベルリンには、ユダヤ人たちがさまざまな場所に潜伏し、生き延びた人々もいた。激しい迫害と戦火にさらされながらも、必死に生き抜いたツィオマ・シェーンハウスさん、オイゲン・フリーデさん、ルート・アルントさん、ハンニ・レヴィさんの証言を基に物語が展開する。

 ヒトラーとナチスを題材にした自国の黒歴史を多角多面から描いた作品を世に送りだすドイツ映画に毎度感心させられると同時によくもまぁネタが尽きないものだと感心もさせられる。
そんなワケでホロコースト真っ只中の首都ベルリンに潜伏して戦中を生き延びたユダヤの人たちを扱ったまた新しい目線で描かれた本作に大きく惹かれ、期待してた作品でもあったんで張り切って観に行ってきた。

 ユダヤ人用の身分証を偽造する者をはじめとする、多くの人の協力のもといろいろな場所に潜伏してホロコーストを生き抜いた4人のユダヤ人の人たちの証言と当時のベルリン市内の映像を交えながらそれぞれのドラマが語られるドキュメンタータッチのつくりで、ゲシュタポや秘密警察に見つかってしまうのでは?の緊張感がなかった…まぁそもそも本作は緊張感どうこうの作品じゃないのは重々承知も全体的にややダレ気味に陥る難ありといったところ。
 当時のドイツ人の全員が全員反ユダヤ主義だったワケではなく、反対思想の持ち主がいたワケでそんな彼らは自分たちの命の危険を承知で積極的にユダヤの人たちを匿うドイツ人がいたことも紹介されていて、取り分けて印象的だったのが「ユダヤ人が嫌いなのと、ユダヤ人を大量に殺すのは別のも」のセリフで、憎むべきはドイツ人ではなく…といろいろ考えさせられる。
また戦後70年という時を経て、未だ当時の記憶が生々しく残り涙ぐむインタビューに答える4人の姿が印象的。

 ベルリンに進攻してきたソ連軍兵のなかにユダヤ人がいての云々の行で、ユダヤ人にしみれば開放したソ連軍はきっと天使や神様に見えたことと思うけど、後に指導者スターリンがヒトラーと同じを道を歩み始めることを思うと日本人のオレとしては心底から「ホントにユダヤ人って何なんだろう?」と…。

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第二次世界大戦下の1941〜1945年にかけて、ナチスに虐殺されたヨーロッパのユダヤ人は600万人とも言われている。 1943年には、ドイツの首都ベルリンからユダヤ人が一掃されたと正式に宣言された。 しかし実際には、約7000人ものユダヤ人がベルリン各地に潜伏し、約1500人が戦争終結まで生き延びたのだった…。 実話に基づく戦争ヒューマンドラマ。... [続きを読む]

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