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2018年6月23日 (土)

女と男の観覧車

Wonder_wheel
 アメリカ
 ドラマ
 監督:ウディ・アレン
 出演:ジム・ベルーシ
     ジュノー・テンプル
     ジャスティン・ティンバーレイク
     ケイト・ウィンスレット


                                                                                     【物語】     (シネマトゥデイ)
 1950年代のコニーアイランド。遊園地のレストランでウエイトレスとして働く元女優のジニーは、再婚同士の夫と自分の連れ子と一緒に、観覧車の見える部屋に住んでいた。
平凡な日々に幻滅し、海岸で監視員のアルバイトをしている脚本家志望のミッキーとひそかに交際するジニーだったが、ある日久しく連絡がなかった夫の娘が現われたことで歯車が狂い始め…。

 クリント・イーストウッド翁同様に80歳を過ぎてなお1年に1本の割合で映画を撮り続けているウディ・アレン翁の最新作。
翁のレトロ感漂うオシャレでシニカルな大人のコメディが大好きだけれども逆に翁のシリアスな作りがあまり得意でないこともあって気持ち二の足を踏む感が無きにもだったけれども今までにあまり目にした記憶がないほどに凝った映像美に惹かれるところが大きく年中行事だしってぇことで張り切って観に行ってきた。

 男と女、ニューヨーク、古き良き時代そして語り部といつも通りのウディ・アレン節が炸裂すると昼ドラ程度の安っぽい不倫劇もまたひと味違った趣が醸し出され、あまり得意ではない翁のシリアステイストであるにもかかわらず最初から最後までガッツリ掴まれてしまった作品だった。
 主人公のアラフォー女性ジニーの過去への執着、不倫、若い子への嫉妬そして所かまわず放火して歩く息子の存在…もしかしたらそこに更年期障害も入ってか?常にヒステリック状態にあり、現状を受け入れず全てを他人のせいにする極まりない独りよがりと自己憐憫に浸るジニーの姿は狂気そのもので、まぁ男だからなのか?その辺の感情が薄いこともあってかオレとしてはやや引かされるものが…だけれどもその求心力は半端ないし、拗れてドロってても失われないシニカルさと軽妙洒脱さはさすが。
 舞台が遊園地ということもあってか、今までの翁の作品では目にしたことがないくらいに極彩色に彩られ、絵本&箱庭的なレトロポップな映像はまるで同じく敬愛するウェス・アンダーソン監督の趣がなくもだし、また雨をはじめ部屋に差し込む日の陰影の演出なんかは全然違うのだけれどもなんとなくエドワード・ホッパーの絵画を観いてる感覚で物語同様に見応えが大きくあった。

 前にも何かの作品の記事で書いたんだけけれども本作も歳をかさね、それを隠さないケイト・ウィンスレットの全体の肉付きやヌードになったときの腹回り微妙なタプみと年相応の【廃れ感】は絶妙で半端なくイイ。
今回のアラフォーの情緒不安定な役どころだけにそういうところを隠さない彼女を起用し起用されたのかなぁと。
そして「K-9」やシュワ氏の「レッドブル」と中学生のときに以来スッゲェ久々となるジェームズ・ベルーシの姿に感動。

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コメント

風情♪さん、こんばんは★
ケイト・ウィンスレットのむっちりとしたボディは色気ムンムン(死語?)でしたね。
絶えず眉間にシワを寄せて周囲に当たり散らす姿に「反面教師、反面教師」と思わずつぶやいてしまいました。
義理の娘への嫉妬や八つ当たりは見ていてうんざりよりも悲しくて。

ジニーの息子がどう成長していくのかが気になりました。

こんにちは。
映像美は、色彩、採光、全てが完璧で完全に心をつかまれました。
シニカルな展開もとても良かったです。
キャスティングも全てにぴったり。キャロリーナなんて本当に適役!ただ、監視員の若い兄ちゃんだけが、私の好みではなかった。ですけど、まあこれはたとえそうであっても許容範囲でした。

上記↑「疲れました」ではなく「つかまれました」です。
酷暑のせいというわけではないですが、失礼しました。

コメント感謝です♪

sabunori様
ですね~、アンジェリーナ・ジョリーのように歳不相応なナイスバディってなんか違うとハリウッド女優さんを観るたびに感じるんで、ケイト・ウィンスレットの年相応の廃れ感に新鮮味を覚えるし、個人的にそそるかなぁ…と。ヾ(´ε`*)ゝ エヘヘ
ジニーのキャラは男としてはやや解りづらくあるところでしたが、女性からしてみれば【反面教師】と映るのがオモシロいですね♪


ここなつ様
ウディ・アレン監督作品のなかでも極めて色彩と採光にこだわった感じが伝わってきたし、海辺の遊園地という異空間も最高でした。
それに何時もの軽妙洒脱でシニカルな大人のコメディも健在で「マジでスゲェ!」と感心させられまくりでした。
近々だとエマ・ストーンの旬の女優さんの起用が続いてだけにケイト・ウィンスレットの起用に惹かれるものも大きかったです♪ (゚▽゚)v

訂正了解です!
一応、そこの部分だけコメント編集させてもらいました。

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