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2018年4月 8日 (日)

ワンダーストラック

Wonderstruck
 アメリカ
 ドラマ&ファミリー
 監督:トッド・ヘインズ
 出演:オークス・フェグリー
     ミリセント・シモンズ
     ジュリアン・ムーア
     ミシェル・ウィリアムズ


                                                                                      【物語】     (シネマトゥデイ)
 1977年ミネソタで、母親を事故で失いおばに引き取られた少年ベンは、母の遺品の中に実父につながる手掛かりを発見する。
その50年前の1927年ニュージャージーで、視覚障害のローズは両親の離婚後、厳しい父親と暮らしていた。
いつも一人ぼっちの彼女は、憧れの女優の記事をひそかに集めており…。

 当初はそれほど興味を惹かれることはなかったのだけれども劇場で予告を観た際に過去と現在の違う時間軸が交差し並行してのファンタジックな作りにどことなくフィリパ・ピアス著の大好きな児童文学「トムは真夜中の庭で」ぽさを感じたことと、何でも17年のカンヌ映画祭でパルム・ドールにノミネートされたことを知り急に観たくなったということで張り切って観に行ってきた。

 先に述べた「トムは真夜中の庭で」のように違う時間軸の不思議な出会いとつながり云々ではなく50年の時を超えて1冊の本によって引き寄せられていくふたりの人生の物語といったもので当初思い描いていた印象とは違ったものであったけれども全体的にやさしい雰囲気が漂い、物語の良さも然ることながら27年と77年の時代背景、舞台となる博物館、美術館に古書店、そして停電に雷にジオラマ、家出という小さな冒険と個人的に超ど真ん中で惹かれるものばかりでグイグイ惹き込まれた。
77年のパートでジェイミーがベンを匿う博物館内にある部屋が剥製や標本が所狭しと置かれている準備室で、展示室とはまた違った例えるならパリにある自然科学&博物学の店「デロール」を思わせる趣の魅力は半端なく、この手のものが好きなオレは胸の高鳴りと羨望を覚えずにはいられなかった。
 27&77年のふたつのパートとも耳が不自由な子が主人公ということで、全体的に【音】に対してとても繊細に気が配られていて取り分けてモノクロ映像ということも手伝ってサイレント映画風の27年のパートが最高。また77年のデヴィッド・ボウイの「スペイス・オディティ」や「2001年宇宙の旅」のテーマ曲の使われ方と選曲がこれまたイイ。
ベンの耳はどうなった?といくつか思うところはあれど、家族愛、友情と取り立てて捻りも大きな盛り上がりはなく、静かなテンポながらも終始温かい目線で綴られていて観ていてホントに心地がヨカッタ。
ラストも静かな余韻が残ってとすべてにおいて好みの一言。

De
 フランス&日本&蝋人形と並んで【剥製】は正直なところあまり得意ではないけれども、先で紹介した自然科学&博物学の店「デロール」の内観の画像なんかを観るとマジで胸がときめく。
この店は剥製だけではなく植物、昆虫(確か天体も扱ってたのかな?)も揃えていて、取り分けてに大好きな鉱物コーナーなんて羨ましくて仕方がない。
というワケで紹介がてら公式サイト&Youtubeでの紹介映像を参照してもらえれば幸いかと。
 (←) 「好奇心の部屋 デロール」 (たくさんのふしぎ傑作集) amazonにて購入可

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コメント

渋いけれど必見の一作でしたね〜

コメント感謝です♪

まぁ個人的に超どストライクなものばかりだから、すっげぇヨカッタってぇところなんですが、おっしゃる通り渋かったのでしょうか? 世間的にはそれほど目に留まらなかったようで…r(^^;)

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1977年、ミネソタ。 母を交通事故で失った少年ベンは、落雷にあって耳が聞こえなくなりながらも、まだ見ぬ父を探すためニューヨークへ向かう。 一方、1927年、ニュージャージー。 耳が聞こえない少女ローズは、憧れの女優リリアンに会うためひとりニューヨークへと旅立った。 やがて、見えない絆が2人を近づけてゆく…。 ミステリアス・ドラマ。... [続きを読む]

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