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2018年3月 4日 (日)

シェイプ・オブ・ウォーター

The_shape_of_water_2
 アメリカ
 ファンタジー&ロマンス
 監督:ギレルモ・デル・トロ
 出演:サリー・ホーキンス
     マイケル・シャノン
     リチャード・ジェンキンス
     オクタヴィア・スペンサー


                                                                                     【物語】     (シネマトゥデイ)
 1962年、米ソ冷戦時代のアメリカで、政府の極秘研究所の清掃員として働く孤独なイライザは、同僚のゼルダと共に秘密の実験を目撃する。アマゾンで崇められていたという、人間ではない“彼”の特異な姿に心惹かれた彼女は、こっそり“彼”に会いにいくようになる。ところが“彼”は、もうすぐ実験の犠牲になることが決まっており…。 

 敬愛する映画監督のひとりであるギレルモ・デル・トロ監督の最新作であることはもちろんとして、狼男、フランケンシュタインにミイラ等と共に好きな半魚人を扱った古典西洋モンスター映画は、この手の作品が大好物な身としてはすっげぇ魅力的。
逆にそれほど興味もないから判断材料としては微々たるものではあるけれど、今年のアカデミー賞の作品賞にノミネートとなれば期待値も若干増してということで張り切って観に行ってきた。

【ネタバレ注意】
 トムさん主演の「ザ・マミー / 呪われた砂漠の王女」のように「ダーク・ユニバース」の一環ではなかったのね。
それはそれとして、身体的ハンデを背負う人や同性愛者、肌の色に性別で今以上に差別されていたマイノリティーの人たちを半魚人というモンスターの存在と60年代の風潮を借りて差別の現実をイイ感じにファンタジックに描いたあたりや、間に言葉はなくとも互いを受け入れる愛の物語は確かに素晴らしく思うも周りの高評価ほどには…オチを知った今となれば垣根を取っ払った愛の形と納得できるもイライザが関係を持ったエピを観たときはさすがに納得できかね距離を置いてしまったのが原因かと。
 喋ることが出来ないイライザはおそらく「人魚姫」がモチーフなっているのだろうし、彼女の首にある3本の傷跡がエラに変わってのオチをみると、以前H・P・ラヴクラフトの「狂気の山脈にて」を映画化しようとしたギレルモ監督だけに同著者の「インスマスを覆う影」から少なからず影響を受けている印象を受ける。
そんなワケでイライザは陸に上がった半魚人の末裔なのか?それとも同監督の「パンズ・ラビリンス」のように自分が想い浮かべた望む世界だったのか?と悩むところだけど、異形の水棲人の新たな寓話をうまく作ったなぁと感心させられるものはある。
先日観た人魚を主人公とした「ゆれる人魚」と観比べてみても一興かと。

 イライザ役のサリー・ホーキンスは今年のアカデミー賞の主演女優賞にノミネートされているらしく、彼女の表情だけの演技は確かに素晴らしくノミネートも大きく頷ける。
彼女の心の内をミュージカル仕立てで綴った演出は喋れないだけにその訴えかけの度合いが強烈でとてもヨカッタ。
同様に助演男優賞でノミネートされているかなりイイ奴だったジャイルズ役のリチャード・ジェンキンスの方が強く惹かれるものがあったんでふたりには受賞して欲しくもある。

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コメント

こんにちは。
作品賞獲りましたね!
私は助演男優賞はサム・ロックウェルイチオシでしたので、リチャード・ジェンキンスは残念でしたが、個人的には結果に満足しております。
本作、ギレルモ監督らしい大人のダークなロマンスでした。
なかなかこういうテイストの作品を作れる人っていないような気がしています。
※相変わらずココログさんにTBが反映されません…が、よろしければ弊ブログにもいらしてください。

コメント感謝です♪

毎度のことながらアカデミー賞にはそれほど興味がねぇとエラそうなことを言いながらも男優&女優賞は気になり…が実情で、特に今年は助演男優賞の顔ぶれが取ってほしい人たちばかりだったから全員にあげてくれって感じでした。

ファンタジックな作りのワリにはメッセージ性が高くあったし映像も美しくと確かに作品賞受賞も納得のところですが、やっぱりイライザと半魚人の恋愛感情がどうも引っかかってしまいまして…これが恋愛ではなく人間愛的なものであればまた少しは違ったのかなぁともです♪ (゚▽゚)v

風情♪さん、こんにちは。
リチャード・ジェンキンス良かったですね~。私も彼にオスカーを受賞して欲しかったです。
あ、でもサム・ロックウェルも良かったですし・・・う~~む。
私も風情♪さん同様世間の評判ほどは・・・のクチだったのですが確かに言われてみれば
イライザと「彼」のあの関係が違う形だったとしたらもっとしっくりきたかもしれません。
他のデルトロ作品と比べてしまって点数が厳しくなってしまったのもあるかも。
映画館の上の住居や音楽もステキでしたね。

コメント感謝です♪

まぁ自分が同性愛者ということで差別の眼に晒されているジャイルズだったからこそなんの抵抗もなく半魚人を受け入れることが出来たんだろうけど、それにしてもかなりイイ奴だったから思い入れも強くあったんでリチャード・ジェンキンスにオスカー取ってほしかったです。

>イライザと「彼」のあの関係が違う形だったとしたらもっとしっくりきたかも
>他のデルトロ作品と比べてしまって点数が厳しくなってしまったのもあるかも

周りの高評価ほどに感じられなかったのはおっしゃる通りこの2点に尽きると思うでありますッ!
特に後者の【他のデルトロ作品と比べて】になっちゃうんですよねぇ…r(^^;)

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