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2018年3月31日 (土)

ウィンストン・チャーチル / ヒトラーから世界を救った男

Darkest_hour
 イギリス
 ドラマ&伝記&戦争
 監督:ジョー・ライト
 出演:ゲイリー・オールドマン
     リリー・ジェームズ
     ベン・メンデルソーン
     クリスティン・スコット・トーマス


                                                                                     【物語】     (シネマトゥデイ)
 第2次世界大戦勃発後、ナチスドイツの勢いはとどまることを知らず、フランスの陥落も近いとうわさされる中、英国にもドイツ軍侵攻の危機が迫っていた。ダンケルクで連合軍が苦戦を強いられている最中に、英国首相に着任したばかりのウィンストン・チャーチルがヨーロッパの命運を握ることになる。彼はヒトラーとの和平か徹底抗戦かという難問を突き付けられ…。

 去年だか一昨年だか忘れてしまったけれども「チャーチル・ファクター」という本作の主人公である英国の首相チャーチルを扱った書籍が大手書店あたりで平積みになっているのを目にして、ちょうどその頃にかけてフランスの大統領ド・ゴールとともに興味があった人物だったこともあって、そのうちこの本を読もうと思っているうちに今に至る…。
そんなワケで、ちょうどイイ具合にチャーチルの人物像を描いた本作が公開となり、それならば活字よりもまずは手っ取り早く映像の方で知識を詰め込んどけってぇことで張り切って観に行ってきた。

 その太々しい風貌と連合軍勝利の立役者ということからゴリゴリのやり手の根っからの政治家であり、強いリーダーというイメージを抱いていたチャーチルだけれども、意外にも英国議会では嫌われ者であったり、戦時下の国家存亡の危機下にあって抗戦か?降伏か?の決断を迫られ葛藤し苦悩したりと政治家としてだけではなく、ひとりの人間として描いていたあたりは「ヒトラー ~最期の12日間~」を思い起こさせるものがあり、英雄にしろ狂人にしろそれをそれとしてではなく、ひとりの人間としての作りが好きなこともあってとてもオモシロく観ることができた。
また、チャーチルの良き理解者ジョージ6世の「英国王のスピーチ」と、本作でも描かれているダンケルク撤退戦を描いた「ダンケルク」と同国同時系列の作品と併せて観るとより一層オモシロく観ることが出来ることと思う。
 チャーチルは戦闘機や戦車ではなく愛国心に訴えかけた言葉で英国を鼓舞し勝利に導き、その【言葉を武器に変えた】の行に「ペンは剣よりも強し」の意味を強く感じた(結果的に勝ったからで、もしチャーチルの取った作戦が失敗していたら無能の烙印を押されたところなんだろうから何んとも言えないところだけれども)れ、偶然とは言え森友学園改ざん文書で国会に証人喚問された佐川氏に対する「指示はありませんでしたね?」の「ね?」と「か?」のたった一文字違いで、国民の心証をさらに悪化させた自民党の丸川珠代女史と、悪い意味で言葉巧みに真実から逃げる日本のリーダー連のバカまる出しの対照的な姿が重なり心底から情けなくと同時に言葉って大事だなぁと。

 目こそゲイリー・オールドマンだったけど、今年のアカデミー賞でメイクアップ&ヘア部門で受賞した辻一弘氏の特殊メイクによって見事チャーチルになりきったゲイリー・オールドマンのどんだけ守備範囲広いんだよ!と感心させられる演技に主演男優賞も納得。出番こそ少なかったけどチャーチルを支える気丈な奥さん役のクリスティン・スコット・トーマスのどっしりとした存在とレイトン役のリリー・ジェームズかわいくて見応えあり。
余談だけどオープニングの実際の映像で「ガルパン」でもお馴染みの大量のドイツ軍のⅣ号戦車の姿に大興奮。

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コメント

こんばんは♪

>余談だけどオープニングの実際の映像で「ガルパン」でもお馴染みの大量のドイツ軍のⅣ号戦車の姿に大興奮。

なるほど、さすが男性はそういうところに興味いくものですね。
ゲイリー演じてなかったら観なかったと思うので歴史上の人物を知る手がかりともなりました〜

風情さん☆
私もゴリゴリのやり手さんだと思っていたので、チャーチルの意外にも人間味のあるキャラクターに愛着がわきました。
逡巡して言葉を選ぶチャーチルに、真摯に向き合った言葉だけが人の心を動かすのだと改めて感心させられました。

mig様
「ガルパン」の影響も強くはありますが、子供のころから戦車が好きでプラモを作って来た知識と実績があるんで、戦争映画なんかを観てると戦車には目が行きがちです。
にもかかわらず、これが戦闘機や戦艦となるとどれがどの機体、船体なのかが「?」だったりもします。

それはそれとして、これもねぇ~国内外にかかわらず70~100年くらい前の有名だけどそれほど知られていない偉人&有名人にも興味があってそれなりに勉強してることもあって、本作の公開はかなり興味深く観ることが出来たといったところです♪ (゚▽゚)v


ノルウェーまだ~む様
偉人&有名人の来歴なんかを調べてみると、ラスプーチンなんか映画やアニメで描かれるほど悪のイメージなんか皆無だし、逆にエジソンなんかはライバルに対して徹底的なネガティブキャンペを展開したりと世間の評価ほどにもだったりすることが多々あって、今回のチャーチルがまさにそれって感じでした。ホントに勝手なイメージってぇのは怖ぇ~です♪ (゚▽゚)v

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