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2018年1月14日 (日)

ホペイロの憂鬱

T0022543q
 日本
 ドラマ&ミステリー
 監督:加治屋彰人
 出演:白石隼也
     水川あさみ
     永井大
     郭智博


                                                                                     【物語】     (シネマトゥデイ)
 サッカーチーム、ビッグカイト相模原のホペイロ(用具係)を務め、忙しい毎日を送っている坂上栄作。
選手のスパイク管理が本来の仕事なのだが、なぜかスポンサーからの援助金の減額、広報用ポスターの盗難、敵チームのスパイ潜伏といったトラブルの解決を押し付けられてしまう。
J2昇格の懸かっている決戦の日が迫る中、何かと口うるさい広報らと力を合わせながらそれらの問題に対処しつつ、ホペイロとしての職務も全うしようとする坂上だったが…。

 正直なところ物語がオモシロそうだからというワケではまったくなく、背景にある日本においてJ3というプロサッカーリーグ3部において、J1のビッグチームとくらべて圧倒的にハード&ソフト面で小規模とするサッカークラブチームの実情とあり方のほうに興味があってというワケで張り切って観に行ってきた。

 広報用ポスターの盗難、監督が大事にしているクマのぬいぐるみの紛失と劇中繰り広げられるトラブルを織り交ぜてコミカルに描きつつもスポンサーからの援助金減額、ピークを過ぎた高額の有名ベテラン選手の存在、J2昇格という上のカテゴリーに見合った補強にともなう現契約選手&スタッフの大量解雇、そして身売り問題と歴史が浅く組織としても発展途上のチームの実情を思った以上にしっかり描いていた国内リーグ好きとしてはかなり見応えのあるオモシロく感慨深く観られる作品だった。
 まぁ実際のところホペイロ(用具係)を常雇しているのはJ1とJ2の一部くらいなもので、J3でたとえ雇っていたとしても長期的に見れば真っ先に解雇されてしまうところだし、大事な仕事であるにもかかわらず雑用係と軽く見られがちでホペイロって思っている以上に損な役回りだなぁと。
また、先で述べた他の選手と比べて高額な年俸をもらっているにもかかわらず、ピークを過ぎて以前のような結果も出せない焦燥感と元日本代表という矜持、そして引き際も視野にいれての有名ベテラン選手の心のあり様や他のスタッフやゼロから支えたサポーターの存在が描かれいたあたりも好感がもてる。

 ビックカイト相模原はモデルというワケじゃないんだろうけど実際にJ3に所属するSC相模原がモチーフになっていることもあってこれらの物語りがリアリティに感じられた。対戦相手も富山(カターレ富山)、信州(AC長野パルセイロ)とこちらもモジったチームが登場して観ていてとても楽しくあった。
主人公の白石隼也はあまりピンと来るものなかった…脇を固めた球団社長の菅田俊と真の雑用係の川上麻衣子のベテランの存在が光る。菅田俊って強面なのに本作のような人のイイ役が似合うしまた巧いからスゲェ。

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