星空
台湾&中国
ドラマ&青春&ロマンス
監督:トム・リン
出演:シュー・チャオ
リン・フイミン
レネ・リウ
ハーレム・ユー
【物語】 (シネマトゥデイ)
美術商の両親は離婚寸前、優しかった彫刻家の祖父も他界し、少女には居場所がなかった。
ある日、彼女はスケッチブックを抱えて街をさまよう転校生と出会い、互いに事情を抱える二人は美しい星空を見るために旅に出る。
先日、足を運んだ劇場で本作が公開されているのを目にし、以前いつも仲良くしてくれている中国語圏の映画に詳しい「龍眼日記 Longan Diary」のsabunoriさんがお薦めと紹介してくれていたのを思い出し、ロードショー終了も迫っていることもあって予定していたホラー作品を蹴って本作を張り切って観に行ってきた。
思い返してみると今年は大好物の台湾産の青春群像劇を1本も観てないことに気づく。
それはそれとして初恋と崩れ行く家族と13歳という多感の時期な感情の陰(現実)と陽(ファンタジー)は悪くはないけれども、好みからすると幼過ぎて微妙にノリきれずといったところ。どちらかと言えばラストでチョイとだけ出演したグイ・ルンメイの主演作で台湾産青春映画の代名詞の「藍色夏恋」をはじめ「私の少女時代」や「若葉のころ」のような高校生くらいの追って追われてのはじける様な青春恋愛譚と同監督の「九月に降る風」の少年たちのやるせなく痛い青春群像譚のほうが好みかなぁと。
折り紙の動物たちの大行進、ゴッホの「星月夜」のなかに入り込んだりと想いを寄せる男の子との距離が縮まった欣美の浮かれた心情の描写が少女らしい無垢さやかわいらしさが出てて魅せられる。
これはかなり個人的なものになるけど、欣美同様にオレも名画のジグソーパズルを作るのが好きなもんだから多くのこれらのアイテムひとつひとつ観ていて楽しく、日本では本作で登場したほどに名画シリーズが出ていないこともあって羨ましくて仕方がなく、そして【mono消しゴム】の良さは台湾でも認知されているのなぁと。
クレジットで流れる原作画がとてもよく、本編を観るより心掴まれた感じがする。
欣美役のシュー・チャオはチャウ・シンチーの作品に出演してたみたいなんだけど残念ながら未見で初めてお目にかかる女優さん。てかどっかで目にしたことのある薄い顔立ちの美人さんなんだよねぇ…全然思い出せねぇ…。
終盤に大人になった欣美役でチョイとだけ出演したグイ・ルンメイももう三十路超えなのかぁ。彼女のデビュー作の「藍色夏恋」をリアタイで観てるだけになんかすっげぇ感慨深い。
« ジャスティス・リーグ | トップページ | オリエント急行殺人事件 »
風情♪さん、こんにちは。
主人公の年齢が少々若すぎましたか。
なるほど、それは残念でした。
私は主人公たちの年頃がほんの数年前だったので違和感なく楽しめました。(ウソです笑)
グイ・ルンメイは以前フランスに留学したことがあるそうですね。(一体いつ?デビュー後?)
ならばラストの部分でのフランス語のセリフはオテノモノだったのかもしれませんね。
ジミー・リャオの絵本は複数映画化されているのでそのたびに原作の絵本を・・・と思いつつそのまま。特に本作は読んでみたいです。
來年はもっと多くの台湾青春モノが公開されるといいですね。
とりあえず私は来年1月に公開の「目撃者 闇の中の瞳」を楽しみにしておりますー。
(サスペンススリラーですが)
投稿: sabunori | 2017年12月 3日 (日) 22時21分
コメント感謝です♪
まぁ決してキライではないんですが、ちょいと子供っぽくあったかなぁですかねぇ。
四十路をこえるた最近ではやたらと高校時代の楽しかったころをよく思い出すこともあるだけにこの世代のはじける様な青春譚に食指が伸びます。
グイ・ルンメイはフランスに留学ですか、最近またよく露出してるけど一時の潜伏期間をおもうとそのころだったんでしょうか?
>「目撃者 闇の中の瞳」
さすが!! ちゃんとチェックしてますね! 実はボクもこの作品はちゃんとリストアップしてあります。
その前に「52Hzのラヴソング」を観にいくつもりっす♪ (゚▽゚)v
投稿: 風情☭ | 2017年12月 8日 (金) 10時51分