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2017年10月14日 (土)

猿の惑星 : 聖戦記 (グレート・ウォー)

Wftpota
 アメリカ
 アクション&アドベンチャー&ドラマ
 監督:マット・リーヴス
 出演:アンディ・サーキス
     ウディ・ハレルソン
     スティーヴ・ザーン
     アミア・ミラー


                                                                                  【物語】     (シネマトゥデイ)
猿と人類の全面戦争が始まってから2年が経ち、シーザーが率いる猿の群れは、森の奥深くのとりでに姿を隠していた。
ある日、奇襲によってシーザーの妻と息子の命が奪われ、シーザーは人類の軍隊のリーダーである大佐に復讐するため、オランウータンのモーリスらと共に旅立つ。

 昨今の多々ある名作の前日譚のシリーズものは同じことの繰り返しで遅々として辿り着くべきところに辿り着かない風潮にいささか辟易しているところに、本作も予告を観た限りじゃ少なからず同様の印象を受け、正直なところ「もぅイイかなぁ…。」の心持になりスルーを考えるも、本シリーズも本作をもって完結であることを思い出し、そうとなれば是が非でもどのように1作目に帰結するのか?を観ておかねばと言うことで張り切って観に行ってきた。

 絶滅寸前であるにもかかわらず強硬派と穏健派に分かれての「人間VS人間」、そして激情に駆られたシーザーと良しにつけ悪しきにつけ大義を掲げる大佐による「個VS個」の戦いと、勝手な思い込みで「人間VSサル」の大規模な最終武力闘争かと思っていただけに意外なほどにしっかりした作りにイイ意味で裏切られたと言ったところ。今になってよくよく思い返してみれば1作目では「人間VSサル」、2作目では「サルVSサル」と流れてきての今回と多用な対立形態を描いていて、ホント良く出来たシリーズであったのだとあたらめて気づかれされた。
 新天地を求めての旅も「出エジプト記」がモチーフになってるようだし、収容所はまるでアウシュヴィッツの様相だったことを思うとサル=ユダヤ人であったのかと。そう考えれば敵対することとなる人間のなかで育てられたシーザーはエジプト人に育てられたモーセと見立てことができるし、サルが人間に代わってもユダヤ人が世界を牛耳るあたりにもつながらなくもで、今さらながらにすべてが腑に落ちたというか、なるほどといった感じ。
 また、言語能力を失った少女ノバは前シリーズに登場した奴隷化した人間の女性の名前になるし、シーザーが仲間と共に馬に乗って海岸線を走るところは、やはり前シリーズでチャートン・ヘストンが自由の女神像を発見する海岸線を彷彿させたりと前シリーズをオマージュと帰結に高評価。だけにクレジット後に宇宙船が不時着するエピをブッ込んで欲しかったかなぁと。

 本シリーズは人間側にもサル側のどちらにも肩入れできないのが正直なところ…。
そんな中で過激思想ではあるけれど、その主張は至極まっとうだった大佐役のウディ・ハレルソンだけど「ハンガーゲーム」や「グランド・イリュージョン」と個人的にここんところイイ人役が目立った印象にあっただけに久々の悪役にとても新鮮味を覚えた。
幼いころのダコタ・ファニングに似てなくもないノバ役のアミア・ミラーって「ライト/オフ」に出演してたのか…全然記憶にねぇ。

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